ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

2024.2 知多半島内海温泉ドライブ

2024-02-08 23:22:24 | クルマでドライブの部屋
 1月は、僕は僕で学期末の仕事で大忙しでヘロヘロ、妻は妻で義母の介護で大忙し、弟の七回忌やら何んやらと、妻の様子からも心の疲れが見て取れました。その怒涛のような1月を乗り切った自分たちへのご褒美として雪の心配のない知多半島内海温泉ドライブを計画しました。

<2月2日>
 二人とも2日の金曜日を休みにして、午後からぶらっと知多に向かいました。久しぶりのレクサスCTの出番です。小さなクルマですが、走りは上品なレクサスの走りです。


 伊勢湾岸~知多半島道路でまずは美浜ICで降り、えびせんべいの里にちょっと寄って、予約しておいた内海温泉旅館大新に行きました。


 5階の部屋から冬の伊勢湾と内海の海岸を眺め、褐色の気持ちのいい温泉に入ってまったり。






 食事は美味しい知多のお肉に盛りだくさんの海の幸。








 夏は海水浴客でにぎわう内海もオフシーズンの冬はとても静かです。食後にもまた褐色温泉に入っていい気持ち。その心地よさは怒涛のような1月の疲れを忘れさせてくれます。


 こうして、心休まるひとときを過ごしました。


<2月3日>
 いい温泉だなあ、内海温泉。


 朝から美味しい海の幸の料理でお腹いっぱい。そして朝風呂。青空の展望風呂で朝から温泉。何回入ってもいい湯だわ、褐色の温泉。




 旅館を出て、知多半島の先端師崎へ行き、羽豆神社と師崎港を軽くウォーキングしました。






 天気もよく、神社への階段を登ったら汗が出るほどでした。神社から尾根づたいに少し歩いた所に展望台がありました。南を見れば広々とした伊勢湾、北を見れば漁船やフェリーの師崎港。最近海を眺めることがなかったからか、なんだかとてもいい気持ちでした。








 帰りは知多半島道路でビューン。休日も午前中の名古屋方面行きはとてもすいていて気持ちのいいドライブになりました。このところジムニーかシュピーレンでのドライブが多く、久しぶりにCTのスムーズな走りを楽しみました。
 お昼はコメダのモーニングで済ませました。朝食が多かったのであまりお腹がすいていません。11時50分は、コメダではまだ朝。モーニングセットが注文できます。


 お昼を食べたら、義母の住む施設に寄ってきました。いつもは妻だけのところ、この日は僕も一緒だったので義母はびっくりしていました。時々は行ってあげなくちゃ。
 恵方巻きを家族3人分買って帰りました。

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2023.1 今年の初ドライブは岐阜鬼岩温泉

2023-01-06 23:33:01 | クルマでドライブの部屋
 今年の初ドライブは、ほぼ家族恒例の岐阜鬼岩温泉でした。僕たち夫婦だけでなく、僕の母と妻の母を誘って4人でドライブです。CTには、足の悪い義母のための折りたたみ車椅子も積み込みました。


 1月2日、自宅のある豊田から鬼岩温泉は近いので、3時くらいに東海環状道豊田松平ICに入り、高速をビューン。買い換える前に乗っていた古いCクラスほどではないものの、小さくてもさすがレクサス、気持ちよく走ることができます。CTは、世界のコンパクトハッチ車の中で最もスムーズな走りができるクルマなんじゃないかなあと思います。11月に買い換えたばかりのCTは、高齢の母たちと乗せるにはいい選択だったと思います。
 4時には予約しておいた旅館「了山」に着きました。とても落ち着いた雰囲気の旅館でした。


 まずは温泉です。気持ちのいいお湯に浸かり、極楽極楽。


そして、美味しい晩ごはん。二人の母も、ご機嫌でした。






 翌3日は、美濃焼の町土岐の道の駅「志野・織部」で買い物です。土岐市のある東濃地方は焼き物だけでなく栗の産地としても有名です。母は、栗まんじゅうを買っていました。




 帰路も中央道土岐ICから東海環状道豊田松平ICまでビューン。義母のことを考えると、近場のドライブが適当なのです。
 小一時間ほどで家に着きました。まだお昼前です。4人でお茶を飲みながらおしゃべりをしました。母は93歳。こうした時間を過ごせるのも、正直なところそんなにもないと思っています。
 「今年も北海道に行きたい」「前に行った青森の奥入瀬にもう一度行きたい」そう言って笑う母です。叶えてあげられたらなあと思っています。
 親孝行できたかなあ。

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2022.11 浜名湖ガーデンパーク、いいわあ

2022-11-20 22:48:33 | クルマでドライブの部屋
 納車されたばかりのレクサスCTの初ドライブは浜名湖ガーデンパークにしました。山の方はもみじ狩りで渋滞ぎみになりそうな気がしたので、すいすい走れそうな海側を選択。
 東名岡崎IC辺りでややペースは落ちたものの、ほぼ順調に浜名湖に向かうことができました。
 浜名湖ガーデンパーク、いいところだわあ。しかも入場料は無料。どうやら県の施設らしい。メンテの軽トラに小さく「静岡県」と書いてありました。
 広い駐車場の入場口近くにクルマを停め、園内に入ると、川沿いに美しい景色が広がっていました。


 遠くに見える展望塔まで、ぶらぶらと季節の花の中をウォーキング。いい雰囲気です。


 季節の花もいいけど、展望塔(300円)から見る浜名湖の眺めもとてもすてきでした。




 国際ガーデンエリアまでさらにぶらーり。海外の建物のレプリカや庭園もすてきでした。






 暑かったからキッチンカーでソフトクリーム。「北海道小豆」の文字につられてあんこのソフトクリームを食べました。北海道小豆のあんこはうまい!。




 いい汗かいたわ。
 浜名湖ガーデンパークを後にし、向かった先は、展望塔から目の前に見えた浜名大橋を渡ってすぐの渚園キャンプ場。広~いキャンプ場でした。係の人から料金などの説明をお聞きし、ちょっとだけ見学させていただきました。なかなかよさそうなキャンプ場です。
 いつか浜名湖ガーデンパークで半日過ごして、夕方から渚園キャンプ場でのんびりしてから焼き肉、そして浜名湖のおいしい空気を吸いながらテント泊、なんていいかも。

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2022.1 お正月は蒲郡三谷温泉

2022-01-06 23:59:42 | クルマでドライブの部屋
 コロナ第6波への足音がひたひたと・・・ちょっとイヤな予感。
 今年のお正月の2日と3日は、僕たちと二人の母の4人で蒲郡三谷温泉でのんびりと過ごしました。
 2日午後1時半、Cクラスのトランクに車椅子とキャリーバッグを入れ、妻の母の住む住宅に行き、豊田ICから東名高速に入りました。ここ最近はジムニーかシュピーレン(タウンエースバン)でしか高速を走ってなかった僕は、Cクラスあまりのスムーズさについついスピードが乗ってしまい、スピードメーターを見ながらアクセルを緩め加減にして走りました。「本来、乗用車ってこういうもんだよなあ」なんて思っているうちに、道路は混み始め、岡崎~音羽蒲郡間は60kmから80kmくらいで流れに乗って走りました。


 音羽蒲郡ICから蒲郡までは一本道。蒲郡から豊橋方面に向かえば、三谷温泉はすぐそこです。山の上に茶色い三谷観音がそびえていました。母は「白かったのに色が変わっちゃった」なんて言っていましたが、たぶん母の思い違いで元々茶色だったと思います。僕も、子どもの頃に両親に三谷へ海水浴に連れてきてもらった記憶はありますが、観音様の色までは覚えていません。
 予約しておいた三谷温泉の松風園に着きました。夕方になり、三河湾に沈む美しい夕陽を部屋から眺め、夕焼けの美しさに感動し、お風呂に向かいました。三谷の気持ちのいいお湯に身体を沈めます。








 いいお正月だなあ。
 晩御飯は三河牛にアワビ、手巻き寿司に地の食べ物の数々。普段食べられないような品々に舌鼓を打ち、4人ともお腹いっぱいです。












 美しい夕日とおいしい料理、そして気持ちのいいお湯に二人の母も喜んでくれて・・・実は何かと大変でした。歩けない(車椅子)母と認知症がかった母・・・でも、思いっきり喜んでくれている二人の母を見てると、大変なんて思っちゃいけないなあと思いました。僕たちを育て上げる方がずっと大変だったはずなのですから。今、こうして幸せに新年が迎えられるのも、育ててくれた母のおかげなのです。
 去年の3月に義父が他界し、喪中のお正月です。それでもこうして妻と二人の母と4人で素敵なひととき過ごすことができました。2022年もいい年になりそうです。


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2013.2 VOXYで行く南信州昼神温泉ドライブ

2013-02-16 11:55:53 | クルマでドライブの部屋

 全国的に雪が降る降ると天気予報では言ってるのに、僕の住む豊田はいつも雨。本当に雪が降ると通勤で大変な思いをすることになりますが、降らないと逆に積雪がうらやましくなります。そこで、3連休を使って長野県南部の昼神温泉に行って、雪を見ながら温泉に浸かDscf3330 ろうということにしました。
<2月9日>
 目的地の昼神温泉は豊田から100㎞足らずの比較的近い所にある温泉です。お昼少し前に家を出て、まずは足助を目指しました。小京都風の通りにお気に入りの店「参三楼」があります。ただ、ちょうどこの日から足助は雛祭り行事が始まり、狭い路地は観光客であふれていました。VOXYで通るのが歩行者に申し訳ないような感じでしたが、仕方がありません。歩行者の邪魔にならないようにゆっくりとクDscf3272 ルマを走らせ、「参三楼」に行きました。
 僕は三河豚を使ったカツカレーで、妻は手作りソーセージのスパでお腹を満たし、再びのろのろと古い町並みの路地を抜けて、R153で一気に昼神温泉がある阿智村を目指しました。
 稲武まで行けば雪があるだろうと期待しましたが、いつまで経っても雪景色にはなりません。長野県に入り、平谷村のスキー場付近と、R153最高地の治部坂峠のスキー場付近にだけは雪が見られましたが、やっぱり道路には雪はありません。雪景色も峠だけでした。せっかくの4WDに買ったばかりのスタッドレス・タイヤも宝の持ち腐れです。わずかに道路の隅に除雪の跡の雪があるだけで、雪を見ながら温泉なんて絶対に無理だなあと思えてきました。
 3時前には阿智村に着きました。観光案内所で湯巡り手形の「物味湯産手形」を1050円で買いました。この手形は、1年間有効で、伊那・木曽・諏訪の長野県南部一帯の10の日帰り温泉に無料で入ることができ、協賛店では割引価格やサービスが受けられるというとてもお得な手形なのです。
 まだ時間はたっぷりあるので、ガイドブックを見て大鹿村に行ってみようと思いました。ガイドブックの写真を見ると、大鹿村は昭和を絵に描いたようなノスタルジックな景色が広がっDscf3282 ているように見えたのです。
 飯田山本ICから中央道に入り、松川ICで出ました。そのままひたすら東に走ると、まずはりんご畑の中を、続いて松川の市街地を、そしてR153を横切ると、どんどん秘境に入っていくような道になってきました。千と千尋の世界を彷彿させる道は、右手に見る川に沿ってくねくねと曲がりくねっていて、左側は断崖絶壁だったり、深い森だったりして、徐々に山里深く入っていきました。
「あっ、サル!サル!サル!」
 左の道端に2匹のサルを発見。思わず指さしながら叫ぶと、妻が、
「わあっ、こっちにも。」
と、驚いたような声で叫びました。右側にも数匹のサルがいて、合わせて7,8匹の集団でした。さらにクルマを進めると、左手の崖の上から落差の大きい滝がありました。一部が凍っていて、かなり迫力のある滝でしたが、特に名も無い滝で、ここら辺りではごくごく普通の景色なのかもしれません。するとまた、7,8匹のサルの集団が。サルは出るわ、滝はあるわ、いったいなんて所なんだろうと思いました。右手がひっそりとしたダム湖になりました。なんだか八ツ墓村のワンシーン、両足を広げて湖面に浮いている死体がありそうな湖でした。秘境と言ってもいいような雰囲気が漂っていました。しかし、大きな看板には「日本一美しい村・大Dscf3276 鹿村」と書かれていました。寒々とした冬以外の季節に、もう一度ここを走ってみたくなりました。きっと八ツ墓村とは別の印象になると思います。
 阿智村から30分ほどで大鹿村に着きました。ガイドブックによると、映画「大鹿村騒動記」のロケが行われた昭和初期の建造物がいくつもあるはずです。ところが、それがどこにあるのかよく分かりません。所々寸断されている酷道と称されるR152に入りました。ここはよく整備されたきれいな道でした。大鹿村の市街地の南の端辺りに古いコンクリート製の3連アーチになった昔なつかしい橋が見えました。それがガイドブックに載っていた小渋橋でした。さすがに、ほとんど人もクルマも通らないのか、ここだけは雪が積もっていました。この冬初めてVOXYのミッションをを四駆に切り替えました。切り替えると言っても、ボタンひとつですが。
 クルマを橋のたもとの空き地に置くと、カメラを持って橋まで行きました。なつかしさがこみ上げてきました。子どもの頃に立派に見えた橋は全て、この小渋橋のようなコンクリート製でした。山と雪の風景ととけあい、なんともノスタルジックな気分になりました。
 その後、他の橋や昔のバス停などを探しましたが、よく分かりませんでした。こういうレトロな風景にはもう一台の愛車ローバーミニが似合いそうです。花が咲き始める春にミニにDscf3285 乗って「日本一美しい村」大鹿村を探検したいと思いました。
 夕方になってきたので、引き返すことにしました。
 夕日を浴びながら千と千尋の道を戻りました。途中の名も無い滝では路肩にクルマを駐め、雪と氷の間を流れ落ちる一筋の水をカメラに収めました。サルの出没も期待しましたが、どうやら家に帰ってしまったようで、サルの姿を見ることはありませんでした。
 松川ICから中央道を南に走ると、東の山々に夕日が当たり、白い雪が赤く染まっていました。そして、飯田山本ICを出て、予約しておいた阿智村の昼神温泉「おとぎ亭・光風」に向かいました。
 旅館に着いた時は、すっかり暗くなっていました。駐車場にクルマを停めると、旅館の方Dscf3314 が出迎えてくれました。趣のある玄関の前には、「かさこ地蔵」のお話を連想させるお地蔵様が並んでいました。古い建物ですが、ロビーには羽衣の布が垂れ、おとぎ話の世界をイメージした雰囲気にあふれていました。
 チェックインを終え、まずは温泉です。
 昼神のお湯は、つるっつるのお湯なので、楽しみにしていました。到着がDscf3296 遅くなったため、食事まで20分しかありませんでした。妻と2人で大急ぎで大浴場にすっ飛んで行きました。食事時のお風呂には誰もいませんでした。体にお湯をかけ、湯船に入るとちょっと熱かったので、露天風呂に入りました。外の気温が低いからか、僕にとってはちょうどいい湯加減で、気持ちよくつるっつるのお湯に浸かりました。しかし、それほど長くは入っていられません。10分ほどお湯に浸かり、すぐに出て食事に向かいました。
 食事は別の部屋の個室でした。鍋やてんぷら、お造りに茶碗蒸しなどの普通の献立でしDscf3295 たが、おいしくいただくことができました。ただ、ご飯の味は少し気になりました。安いお米か、それとも地元のお米か分かりませんが、「これはうまい」と思えるご飯ではありませんでした。これは、僕の味覚の問題かもしれません。それでも、普通においしいご飯で、量もちょうどよく、部屋の雰囲気もよかったので、十分満足できる晩ご飯でした。
 部屋に戻ると、用意されていたこたつに足を入れ、そのままごろ~んとしたところで、記Dscf3291 憶が消えていました。気づいた時は10時を過ぎていたので、急いで温泉に入りに行きました。
 脱衣場で初老のおじさんに、
「スケート、見てたか。」
と、声をかけられましたが、こたつがあまりにも気持ち良く、ぐっすり眠ってしまったため、テレビを観ていません。どうやら、四大陸フィギュアで真央ちゃんが大活躍したようでした。
 時間が遅かったせいか、今回も大きなお風呂に僕一人だけでした。ゆったりとした気分Dscf3298 で二度目の昼神のお湯を楽しみました。
<2月10日>
 久しぶりにいっぱい寝たので、朝の目覚めもよく、めずらしく朝風呂に入りました。昼神のお湯は何度でも入りたくなるくらい気持ちがいいのでDscf3307 す。
 朝食ももりもり食べ、気持ちのいい一日の始まりになりました。
 食後も、部屋でこたつに入ってのんびりと過ごし、9時半くらいにロビーに向かいました。
 チェックアウトを終え、ロビーの隅の畳敷きの喫茶コーナーでモーニングDscf3309 ・コーヒーです。おとぎ話によく出てくるかわいい鬼がちょこんと置かれていました。
 クルマを駐車場にしばらく置かせていただき、ロビーにあった昼神温泉散策マップを見ながら、森の中の道を散歩することにしました。「風の散歩道」Dscf3310 と記された1.8㎞コースを選びましたが、まずは一気に急な上り坂でした。はじめの200m程度で息切れしそうなくらいの上り坂でしたが、信州の低い気温にもかかわらず体は熱くなってきました。老人ホームDscf3311 の大きな建物が一棟あっただけで、あとはただただ森の中。
「なんか、おもしろい動物が出てこないかなあ。」
とつぶやいたその時、妻が、
「あっリス!」
と声を上げました。枝から枝へと小リスがぴょんぴょん跳び回っていました。まるで、「ご要Dscf3315 望にお応えして」というくらいグッド・タイミングでした。老人ホーム付近の街灯もリスのデザインのかわいいものでした。どうやら昼神の森にはリスたちがたくさん住んでいそうです。
 途中の道で行き止まりになっていたりして、1.8㎞どころかずいぶん歩きました。体力に自信のない僕ですが、森のおいしい空気に助けられ、気持ち良く散策することができました。「風の散歩道」の最後は、阿智神社でした。ひっそりとたたずむ祠にはぴーんと張り詰めた空気が感じられました。一年間幸せに過ごせるようお参りをDscf3316 し、参道を下りました。
 駐車場に戻り、タオル・セットと「物味湯産手形」を手にして、昼神の立ち寄り湯に入りに行きました。温泉街を二人でぶらぶら歩き、手形があれば無料で入ることのできる「鶴巻荘」に行きました。
 フロントで「物味湯産手形」にスタンプを押してもらい、脱衣場に行くと、お年寄りで混雑していました。どうやら地元で人気の温泉のようです。お風呂にも10人くらいの人がいて、なかなか活気のある温泉でした。20分ほどお湯に浸かりました。
 すっかり温まったところでお風呂から出て恒例のコーヒー牛乳を飲んでいると、妻が女湯から出てきました。そして、開口一番、
「年寄りがやかましい。」
 すると、おばあさん5人組が大声でおしゃべりしながら出てきましDscf3320 た。
「あのばあさんたち、うるさすぎる。」
 その点、おじいさんは場をよくわきまえています。大騒ぎするお年寄りは一人もいませんでした。気持ちのいいお湯も、妻にとっては腹立たしいお湯だったのかもしれません。
 ガイドブックによると、昼神温泉の最寄りのインター園原ICの近くに「信濃比叡」という古いお寺があります。比叡山延暦寺の信州版のような気がしたので、行ってみることにしました。地図では、その手前に「物味湯産手形」の協賛店があったので、そこでお昼ご飯を食べてからお寺に行ってみることにしました。
 スキー場「ヘブンス園原」の手前に食事の店「東山道」がありました。信州と言えば蕎麦です。大好きな五平餅もあったので、僕も妻も、てんぷらそばと五平餅を注文しました。そばDscf3321 は見かけ以上に量が多く、そこに小振りの五平餅が加わって、あっという間にお腹がいっぱいになりました。
 「物味湯産手形」のサービスでコーヒーが付きます。1050円の「手形」で390円のコーヒーのサービス。引き算をすると660円で温泉10回ということになり、これで温泉入浴1回あたり66円です。もともと1年間で長野県南部全域の温泉に2回入れば元が取れる手形なので、この「物味湯産手形」は本当にお得なのです。
 お腹もいっぱいになり、目的地の信濃比叡にクルマを進めました。ヘブンス園原スキー場の手前から狭い坂道を登って行くと、すぐにそのお寺はありました。参拝者は僕たちだけで、ひっそりとしたお寺でしたが、麓の土産物や食事の店には観光バスが3台に乗用車も10Dscf3324 数台と大賑わいでした。そこも「物味湯産手形」の協賛店です。簡単にお参りを済ませ、さらに山奥の「暮白の滝」を見てみようと山道を登り始めました。すると、突然の雪道で、除雪がしてありません。4WDにスタッドレスでぐいぐい登って行きましたが、滝の看板さえ見当たりません。このまま登ってUターンできなくなったら大変と、少し広くなった所で何度も雪の上で切り返しをして、戻ることにしました。君子危うきに近づかずというほど大袈裟なものではありませんが、不安を感じたら引き返すのが雪道の鉄則です。滝はまた暖かくなったら見に来ればいいのです。
 引き返す時に、JEEPラングラーとすれ違いました。同じ4WDでも、JEEPの方がかなりワイルドです。JEEPは不整地走破用のクルマのようなものです。JEEPだったら、引き返すDscf3325 ことなく根性で雪道を登り続けたに違いありません。
 再び昼神温泉のある阿智村に戻り、往路と同じR153で豊田に向かいました。時間はまだ2時でした。この時間に阿智村を出れば、スキー客が帰る時間より早く日常的に混み合う足助の市街地を抜けることができます。
 R153は、バイクで走ってもクルマで走っても気持ちのいいワインディング・ロードです。寒原峠を越え、治部坂峠を過ぎ、大賑わいの治部坂スキー場を横目で見ながら淡々と走り続けました。昨日はサルを見て、レトロな風景を見て、つるっつるの温泉に入って、今日も朝から温泉に入って、散歩道でリスを見て、気持ちのいい道を走って・・・。そんなことを思っていたら、だんだんと目がとろんとしてきてしまいました。あまりにも眠くなってきたので、道の駅「信州平谷」で休憩することにしました。
 そこで活躍するのが、VOXYのフラット・シートです。2列目と3列目のシートを倒すと、シートはほぼ平らな状態になります。しかも操作はいたって簡単。カーテンを閉めればあっという間に車中泊仕様になります。積んでおいた毛布を被って30分ほど仮眠すればあとは一気にDscf3326 豊田に帰るだけです。
 3時になぜかラジオ体操の音楽が流れてきました。そろそろ起きないと足助が混むぞと思っているうちにまたzzz。気づけば4時近くになっていました。VOXYを車中泊仕様にすると、いつもこんな感じになってしまうのです。
 道の駅を出る時には、交通量はかなり増えていました。足助の渋滞は必至なので、稲武から山越えの道で藤岡に抜け、東海環状道豊田藤岡ICから豊田松平ICまで高速道路を走り、5時半頃に自宅に着きました。
 楽しみにしていた雪見の温泉は叶いませんでしたが、心と体を癒すには十分すぎるくらいリフレッシュできるドライブになりました。また春になったらぶらっと出かけてみようかなあと思います。

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