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令和元年度「加治木ゆずり葉学級」(3回目)講話「老いてこそ人生」・・・姶良市加治木総合支所

2019-07-25 20:58:43 | 高齢者学級

令和元年度「加治木ゆずり葉学級」(3回目)講話「老いてこそ人生」~「毎日が初めて出会う日々」~が7月25日9時30分から、姶良市加治木総合支所(多目的ホール)で開催されました。

ゆずり葉学級は高齢者が、いろいろな学習や活動に積極的に参加し、お互いに交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を人生の最も充実した時期として、明るく楽しく健やかに生きることを目指して、今年度は姶良市内の6箇所で開設されました。(加治木ゆずり葉学級には57名が参加)

講話の前に事務局より講師の久保正和さんは、県内の小学校教師として各地で勤務されたあと、県教育委員会で仕事をされ、鹿児島市田上小学校校長で退職され、定年後は校長会事務局長として11年勤務、その後は薩摩狂句などに投稿して入賞されていると紹介がありました。

【講話の概要】〇講師の自己紹介・・自治会長やグランドゴルフを通して地域と交流し、薩摩狂句や川柳等を投稿しているとの紹介の後にレジメに沿って話がありましたので、その一部を紹介します。

〇毎日が初めて出会う日々・・例え100歳の高齢者であっても、新しい日がやってくる。玉川大学で歌われている歌の中に「明日は来るぞ幸福が」の歌詞があるが、明日に向かって希望を持ち続けることが充実した人生にとって大切である。

〇幼少期の感動ある体験が情緒・情操として生涯尾を引いて残り、後の判断力や行動を左右する・・幼少期に助けてもらってうれしかったこと、愛されたことなどを体験して育った子供は情緒が安定しているが、逆な場合は情緒が不安定で将来問題行動を起こす場合が多い。

〇自分だけの幸せというものはこの世には無い・・講師には3歳上の兄が,お産の時に酸欠状態で生まれ、脳に後遺症が残って特殊学級で教育を受けた。また、自宅の囲炉裏で手に火傷をして右手が使えなくなり、福祉施設で生涯を過ごすことになった。講師は父母が亡くなった後も、兄が亡くなるまで21年間、毎週1回は福祉施設に通って、兄と面会した体験を通して、自分だけの幸せはないことを実感されたようであった。 

〇老いてこそ人生!その意義を見つけて日々の生活を充実させましょう・・自分が気にいる「座右の銘、人生訓」を持ち、日常生活に健康な笑いを創り出すユーモアを持ち、人生の先輩として若者たちが自分をみつめる目や大事にする心を育てられるように助言し、今日用(教養)と今日行く(教育)を大切にして充実した人生を過ごしましょう。

以上で講話が終わり、学級長からお礼の言葉が述べられ大きな拍手が送られました。今回の講話では具体的な事例も交えて話をされ感銘をうけましたので、今後の人生に活かしていきたいと思っています。 

講話の様子を写真で紹介し、資料をスキャンして添付します。

開会前の会場全景

ホワイトボードの掲示

開会・・講師紹介

講師挨拶・講演開始

講演中の講師

学級長より感謝の言葉

※写真をクリックすると拡大し2回クリックすると更に拡大します。左上の←をクリックすると戻ります

      

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1 コメント

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Unknown (藤井)
2019-07-27 14:09:45
多くの人が生活にあくせくした一昔前に比べると、今の年寄りは今日用があって行くところがあり、充実した人生を送る機会に恵まれているといえますね。それでも、本人が満足か、幸せかは別の問題ですね。有難うございました。
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