11月8日、「新老人の会」第10回ジャンボリー東京大会「会員研修」が終わってから、13:30に品川駅から新幹線で名古屋駅まで行き、貸切バスでトヨタ産業技術記念館へ移動して見学しました。
トヨタ産業技術記念館はトヨタグループの共同事業としてグループ発祥の地である旧豊田紡績株式会社本社工場跡に設立されたもので、近代日本の発展を支えた基幹産業のひとつである繊維機械と自動車の技術の変遷を紹介したものです。「繊維機械館」で「紡ぐ・織る」技術の基本と歴史を学んでから、「自動車館」で開発・生産技術の変遷を学びましたので、その概要について紹介します。
〇繊維機械館・・①環状織機・・トヨタグループの創始者・豊田佐吉が1906年に発明した独創的な織機で、回転円運動により、布を織りあげる。②糸紡ぎ・・手仕事から機械紡ぎまでを実演 ③織機・・人力から自動織機の集団運転までを実演
〇自動車館・・初期の自動車開発の様子を再現したパネルによると、金属加工、エンジン試作、ボデーの製作まで試行錯誤を繰り返した様子が分かり、先進国との技術格差を埋めるため、基礎研究にも力を入れていたことが理解できた。展示品には最初に製作した車から展示されており、自動車の変遷が分かるようになっていた。
〇ロボットによるヴァイオリンの演奏・・人間が演奏するように、ロボットがヴァイオリンを演奏するのを見て、特に手の動きが素晴らしいと感じました。
今回、トヨタ産業技術記念館を見学して、トヨタグループの創始者・豊田佐吉の基礎を大切にして品質を追求し、アフターサービスを大切にする考え方が現在のトヨタグループの発展につながったのではないかと感じました。
見学の様子を写真で紹介し、資料をスキャンして添付します。
環状織機
綿の種を取る機械
糸紡ぎ
水車を利用した自動糸紡ぎ
自動糸紡ぎ
自動織機
自動織機
自動車館・・初期(エンジン分解)
鋳型に流し込み模型
エンジンのシリンダー部分の空間の説明
初期・・木型に合わせて板金
初期・・木型に合わせて組立
車の内部構造
2階から見た展示
展示の様子
ロボットによるヴァイオリン演奏
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