80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

またまた夢の話など

2016年12月19日 14時42分36秒 | 考える
働く意味、目的を持つ必要性、→ 家族のために、恋人のために、
(学びのために) 目的意識は気力を生む。

だが、この頃、目的意識に、あまりこだわりすぎるのも、どう
なんだろうと考え始めた。

目的意識・・・何となくどうでもいいような気がしてきた。

「玄冬の門 (五木寛之)」の影響かも知れない。

格好つけて生きていこうとしても、そうそううまくいくわけもない。
また、たとえうまくいったとしても、所詮は独善の域を出ない。

「俺たち2人、お互い、必要以上に干渉し合わない方がうまくいく
のではないか?」


そんな風にも思う。

人は、他人から必要以上に当てにされると、逆にやる気を無くしてしまう。
う~ん、まぁ、 「逆もまた真なり」 なのかもしれないが。

適度に当てにして、適度に放置・無視するくらいが良いのかもしれない。

今年も残り、約半月、ゆっくりと日々が埋まっていく。

たとえ、通院でも何でも、とにかく、その時、やることが決まっている、
あるいは何となくやりたいことがある、それはとても有り難いことだ。



12月11日(日) 朝。
夢を見た。

今年最後のイベント。
仲間と一緒にいつもの温泉に出掛ける。
10数人での集団行動。

時が経ち、帰り時刻になる。
帰りがけに、皆で集まって写真を撮ろうということになる。 
仕度をし、仲間に遅れて出口を出る。
見ると、仲間が一人も待っていない。

探し回ってみたが、どこにも見当たらない。
従業員さんも、一緒になって探してくれたが、どこにも見当たらない。

泣きたい気分で、入り口まで戻ってくると、見た女性が一人待っている。
メンバーの「別所さん」だと名乗る。
「皆さん、あちらでお待ちですよ。」と、先に立って歩き出す。
「すみません。」

後についていこうとするが、彼女、意外と足が速い。
三度目の角を曲がったところで、とうとう見失ってしまった。
今度は、別所さんを探して歩き回っているうちに、何故か非常ベル。

気がつくと、「目覚まし時計」が鳴っている。 
設定した覚えはない。
慌てて止めるが、時刻はまだ、4時50分。
電灯もつきっぱなし。
外はまだ真っ暗だ。

昨夜、ちょっと一休みと横になって、そのまま眠ってしまったらしい。

ただ独り、置いて行かれる恐怖。
ところで、「別所さん」て誰だ・・・?
自らの名前に「さん」づけ・・・??



それにしても、この所、夢を見ることが多くなった。
ことに、独り、置いてきぼりにされる夢・・・。

これは、一体どういう意味だろうか ??

ひょっとすると、私は今、母に先立たれたばかりで、寂しいのかも知れない。 

そう言えば、今度の正月からは、例年と異なり、私には、帰るべき家がない。
といって、妹のように、心安らぐ家庭もない。


弟は、本心はどうか知らないが、私ほど気にしてないように見える。
一人暮らしが長かった分、心が強くなったのかも知れない。

それは私とて同じなのだが、
もしかすると、私は、人一倍、甘えん坊すぎるのかもしれない。

実際、毎年、年中行事として、正月の三箇日は、常に母と過ごしてきた。
来年からは、それも成らずと考えると、胸が痛む。
月並みな表現だが、胸の張り裂けそうな思いとはこれだろうか?

今、母の遺骨と写真を横にして、独り部屋にいる。
たまらなく空しく、哀しい。
 
どうにも、そんな気持が押さえきれない。

気がつくと、外は、大分明るくなってきている。


今日もまた、我が家の時計は、知らん顔で動き続けるのだろう。