キタカゼとタイヨウ

「意識不明の重体」「重症びまん性脳損傷」から奇跡的に回復、社会人になった息子のこと。母の読書記録などなど。

記憶屋シリーズ読了

2016-09-10 17:54:20 | 本と雑誌


切ない物語だった。

ただ話が進むにつれてそういう気持ちが薄くなったきがする。
最初に「記憶屋」を読み終えた時、泣いていた私だけど
昨夜「記憶屋Ⅲ」を読み終えた時は…ふ~んって感じだった。

消してほしいほどの記憶がないせいだろうか?

  辛い思い出も大事にしまっておいて、
  時々取り出して風に当てて磨いてあげれば
  輝く思い出になるよ。

と言ってくれた人がいるせいだろうか?

もし、大切な人が大切な思い出を忘れてしまったら・・・
自分が忘れられてしまったら、とても悲しいことだけど
そのことを忘れられなくちゃ生きていけないほど辛いことなら
忘れられてもいいかな。

ただし、失恋とかはその時辛くても乗り越えられるから。




息子は事故の後、記憶がまだらにしか戻らなくて、
部活仲間やクラスメートを不安にさせたけど、
今は、ほぼ思い出せているようです。


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