キタカゼとタイヨウ

「意識不明の重体」「重症びまん性脳損傷」から奇跡的に回復、社会人になった息子のこと。母の読書記録などなど。

学校生活の状況報告

2018-05-11 18:59:00 | 交通事故・高次脳機能障害
高校時代の担任の先生が書いてくれた「学校生活の状況報告書」のコピーを保険屋からもらった。

事故以前の様子(H27年6月頃)

学習面:理解、記憶力に優れ、授業の説明を聞くだけで内容を理解し、記憶できた。各テストでは、常に学年上位の成績をおさめていた。

休み時間、放課後等の友達との過ごし方:クラスや部活の友達も多く、楽しく過ごしていた。

体育、スポーツ等身体の動かし方:運動神経もよく、ソフトテニス部に所属して積極的に活動していた。

日常行動等:健康、健全で何不自由なく生活、行動できた。

精神・性格面:明朗で理論的に考えることができ、納得ができなければきちんと物事が言えるなど、しっかりとした芯のある性格であった。

その他:毎日、自転車で登下校していた。


現在の様子(H29年3月頃)

学習面:事故直後は、理解力、記憶力とも極端に落ちた。これまでの内容もほとんど忘れてしまい成績は下位になった。その後、受験に向けて努力し、中位程度まで学力を戻した。

休み時間、放課後等の友達との過ごし方:会話力、理解力が落ちてしまったため、特定の生徒と接することが多くなったが、徐々に接する生徒は増えてきた。

体育、スポーツ等身体の動かし方:てんかんの症状は時折出てしまうが、徐々に身体面も回復し、少しずつ体を動かせるようになってきた。

日常行動等:物事をよく理解して行動しようとしている。動作も1つ1つの動きを確実に行うようにしている。

精神・性格面:自分が他に比べて、身体面や生活面などで劣っていることを自覚して、控えめでやや幼い性格となった。

その他:自転車の通学はできないため、毎日、保護者の送迎で登下校を行っていた。




先生、よく見ていてくれたんだなぁと改めて感謝するばかりです。
他の先生だったら、みんなと卒業できなかったかも。


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