関とおるの鶴岡・山形県政通信

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厚生文教常任委員会で精一杯質問。「早くやめろ」の声

2008年03月15日 | 市政全般

14日に厚生文教常任委員会があり、いろいろな問題を取り上げました。
委員会の内容については、「議事録非公開」ということになっていて、本会議での質問・討論と違って、「議会だより」などにも詳しく載ることはありません。
 しかし、本会議での質問が当局による事前の聴取にもとづいて答弁も準備されるのに対し、委員会の方は、そういう決まりはなく、議員と当局と丁々発止のやりとりがおこなわれる(こともある)、エキサイティング(?)な場なのです。

 実際は、質疑の低調な委員会が多いようですが、私は委員会を重視し、出来る限りの問題を取り上げています。
 今回、当局提案の議案に対しての質問で取り上げた問題は以下の通りです。

 ☆高齢者等ミニデイサービス事業が一般財源の事業から、介護保険事業の中に吸収された問題(介護保険では、加入者の保険料が使われることになる)。

 ☆学童保育所について、
   ①新年度の見込み、
   ②施設確保、運営に関する基準(ガイドライン)を作るべき
    「教育委員会、学校現場・・企画部門とも連携しながら検討していきたい」と答弁。
   ③六学区学童を西部児童館に「吸収」する問題
   ④軽度発達障害児への支援。保育園・幼稚園から学校への受け渡しの強化。

 ☆保育園について
   ①市立保育園の民間委託の問題点。市立保育園の体制の確保・充実。
    市立13園の園長のうち、21、22年度に11人が定年になる。過労で倒れてしまった人もいる。職員約110人の4割が50代で20代は数人。
    「必要な職員については要望していく」と答弁。
   ②私立保育園への援助強化
   ③21年度に民間委託するとされている、貴船保育園の委託先選考のあり方。

 ☆がん対策、特にたばこ対策の強化

 ☆20年度に廃止される「ランドセル支給事業」(旧藤島・羽黒・朝日の事業)について、廃止後の住民の取り組みへの支援。

 ☆全国学力テスト
   ①H19年度4月のテストの結果は、「子どもの指導に活かす」ということだったが、活かされなかった。
   ②学校毎の結果は公表しない」ということだったが、教育委員会内の会議でも公表しないか。
   ③教育委員会での討議は十分で無かったと思うが、市民的な議論で是非を検討すべきだ。

 ☆学校図書館司書
   ①大規模校の正規職員配置を臨時職員配置に切り替える施策はやめるべき。
   ②小規模校にも配置すべき。
    「配置を予算化している」と答弁。  

 ☆夏場に高温となる小中学校教室の対策について。
   つる性植物の栽培による「緑のカーテン」を提言。
   「対策として有効かと思うので、検討させていただきたい」と答弁を得る。
 
 ☆学校の遊具の点検・補修
   遊具製造メーカーの業界で「耐用年数」の基準を準備している。それも参考にしながら、補修を強化すべき。
 
 ☆スポーツ少年団
   ①成果と問題点
   ②「子どもの健全育成の事業」として、適正なものとするために「市として踏み込んだ働きかけ」を要請
   「スポーツ少年団本部と話し合いながら、考えていきたい」と答弁を得る。

 ☆介護保険
   ①一昨年の制度改悪後の状況
   ②「介護予防」の効果の検証
   ③改悪によってサービスの対象から外された方、「介護サービスから予防」に回されたことによってサービスの利用をやめた方などの把握
   ④特別養護老人ホーム入所待ちの方の状況
 
 ☆荘内病院の看護職員の労働条件
   ○所定休日の取得もままならず、翌月に「繰り越し」ている。
   ○夜勤回数が県内市立病院の中で多い。
   
 以上でしたが、委員会質疑の半分以上を私が使っているような状況で、業を煮やした与党の議員から、「この調子では今日中に終わらない。早く進めろ」などという、「動議」のような発言がありましたが、予定していた質問は、最後までやり抜きました。



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