6月9日(木)、市議会一般質問で「木質バイオマスをはじめとする木材利活用」「学童保育の保護者負担軽減」の問題を取り上げました。
木材利活用の方から要約をご報告します。
関 自然エネルギーは、地方で生産されるエネルギーであり、地方の活性化に貢献することも期待される。
中でも木質バイオマス利活用は、森林国日本にとって特に意義があり、本市でも地域経済振興と雇用拡大にも大きな効果が上がる一石二鳥の施策。
本市の森林文化都市構想でも、森林の保全とバイオマスエネルギーも含めた利活用の推進を掲げている。
この間、市として木材利活用の様々な具体策を進めてきたが、昨年から「本格的に自然エネルギーを活用するため」として「再生可能エネルギー賦存量調査事業」が取り組まれた。
①今後の公共施設等の建設では、木質バイオマスエネルギー利用設備の導入はどう具体化されるのか。
②チップボイラーはコスト、供給の容易さなどでペレットボイラーより優位性があると考えられる、導入を検討してはどうか。
③ガードレール、柵、ベンチ、遊具、看板など土木工事での木材利用や、机、イス、割り箸、文具など備品・消耗品等で木製品の活用を推進してはどうか。
農林水産部長 木材をバイオマスエネルギーとして活用することは、森林資源の有効利用と地球温暖化対策にもつながることと認識している。
①市では新たに施設整備をする際には、木質系バイオマス燃料設備の導入についても検討を行ってきた。
今回、初めて西郷地区農林活性化センターに冷暖房のペレットボイラーを導入した。今後、実績を検証していきたい。
②県内で設置事例があるようだが、本市でも研究していきたい。
西郷農林活性化センター遠景
西郷農林活性化センター
西郷農林活性化センター
玄関入るとすぐ、大きな木材が力強く組み上げられています
西郷農林活性化センター 伸びやかな吹き抜け
西郷農林活性化センター 鶴岡で初めてのペレットボイラー
建設部長 ③国や一部の自治体で、ガードレールやベンチ・遊具等に利活用を図っている事例がある。
ベンチなどでは地場産の木材の利活用は十分可能なので、今後とも公園への導入は取り組んでいきたい。
関 市施設にバイオマスエネルギーが導入されたのは西郷農林センターだけ。「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」にもとづいて、市の利用計画・基本方針を定めて取り組みを強化していくべきではないか。
農林水産部長 改めて基本方針を定めると言うことは考えていなかったがなお検討してみたい。
温海森林組合が設置した、因幡堰の木製柵
藤島体育館の側、通称「つや姫ロード」に約1.5kmに渡って設置されています。
趣があっていいものです。
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