関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

「スポーツと健康」、全国で問われています

2007年09月22日 | 子育て・教育
 昨年の全国高校サッカーで準決勝に進んだ鹿児島県神村学園高校サッカー部で、指導者が部員に「サッカーができない身体にしてやる」などと言いながら太ももを蹴ったという体罰事件が報道されました。
 報道によるとこの指導者は、これまでも暴力事件を起こしたことがあるということですが、今回も「チームがうまく育っていない」ことに腹を立てたことが暴力の理由だとされています。
 同高校では野球部も監督が暴力事件を起こしていると報道されています。

 恐らく、競技さえ強くなれば何でも許されるという気風が蔓延していたのでしょう、暴力事件を起こしてもそのまま指導者の立場に居続けていたということにもそれが現れています。

 21日には、埼玉平成高校ゴルフ部で、コーチが部員を打席の前方(60~70m)に立たせてボールを打ち、部員の頭部にボールを当てて頭蓋骨陥没骨折の重傷を負わせたというニュースが流れました。

 その練習がどのような効果のあるものかはわかりませんが、「安全を確保する」という観点の欠如、もっと言えば部員の人権を尊重する思想の欠如の結果引き起こされた事件と思います。

 私のこの度の議会の一般質問は、こういうことを問題にしてのものでした。
「勝つことや厳しく鍛えることのみにスポーツの意義を求めてしまうような誤った考え方、本来の趣旨がよく理解されていないために起こっている事態。学校、スポ少関係者、保護者にとって残念な事態であり、何よりも子どもたちのために克服していかなければならない課題。」(20日付ブログに載せました)。
 学校生活を忘れた練習を課すこと、子どもの健康を無視して「頑張らせる」こと、すべてその根本にあることは同じものではないかと思います。
 これからも追求していきたいと思います。




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1 コメント

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相撲界も陰湿だな。 (K.G.B)
2007-10-08 05:08:36
ブログ拝見致しました。って堅苦しい挨拶は抜きにして、オイラの意見を述べる。 運動能力が劣るオイラにとって、スポーツをで汗を流す喜びなんてモノは味わったことがない。 逆にスポーツマンという輩に胡散臭さを感じる。(武道家は除く) やりたいやつは勝手にやればいいのだが、各種運動施設に多額の税金が費やされていると思うと腹が立つ。 スポーツって、一部アスリートのものなのか? オイラのような、スポーツ弱者?も存在するって事も忘れないで欲しいものだ。 スポーツって所詮あそびだろ。娯楽や余暇と考えていいんだろ? そんなもんに人間形成とか、社会生活の順応性なんか求めるなよ。 オイラも楽しめるようなスポーツって無いのかよ。 運動部にツキモノであるシゴキという名のリンチ。ひとり下手なやつがいれば、連帯責任とやらでソイツは針の筵だ。 そういう日本人の精神風土から、相撲部屋の新弟子撲殺事件は起こったとオイラは見ている
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