関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

土砂崩れ(第3報)

2015年05月08日 | 活動報告
5月7日(木)、加藤鉱一・菅井巌両市議と一緒に土砂崩れへの対処について、鶴岡市と県庄内支庁にそれぞれ要請をおこないました。

市には朝電話しましたが、午後すぐに温海支所で支所長他4人の担当課長・担当者の方が資料を準備して丁寧に説明してくれました。

そこで聞いた全体状況と市の対応は以下のようなものでした。
 なお、県道の土砂崩れであることから、多くの対処が県によるものであり、それも含めて市から説明がありました。

1県 道  復旧作業中。迂回路は主要地方道余目温海線、緊急生活用道路あり。
2電 気  4日午前7時40分に仮復旧、午後4時全復旧
3電 話  電気の仮復旧と同時に復旧
4水 道  停電によって停止。自治会に節水呼びかけ依頼、消防団車両で広報。電気復旧と同時に復旧
5テレビ  ケーブル断線によって戸沢集落内視聴不能。NHKが復旧作業予定。
6保育園  連絡すみ
7路線バス 5,6日運行無し。7日以降始発を切り替えて運行
8小学生(戸沢に4名) 7日以降、当該区間をタクシーで搬送。
9中学生(同  2名)   〃       〃
10ゴミ収集 7,8日は迂回路を利用予定
11農業関係 素堀の水路寸断。受益者8名、ポリ管等によって仮復旧予定

住民の皆さんのお話しに符合したものであり、5,6日は連休でしたが、ぬかりなく、迅速に対応をされたようです。
当然のことではありますが、真摯なお仕事には敬意を表します。
非常に丁寧な説明・案内に感謝します。
市長・副市長も、発生後に日を置かず現地を視察したとのことでした。


庁舎での説明後、現地を案内して説明してくれました。
私は3日連続となりましたが、工事中で行けなかった水路(崩壊カ所の上)も視察できました。
文字通りの「素掘り」の水路で、掘削した苦労が偲ばれるものでしたが、これを完全に復旧するのは大変そうです。


(倒木が伐採され、すっかり片付けられていました。後はこの土砂の撤去・運搬です)
土砂崩れの原因と周辺の状況について専門家が調査中で、その結果にもとづいて擁壁・水路などの復旧工事が進められます。
復旧は急がれますが、安全を確保しながらおこなわれることは当然です。

市の説明で全容が判明し一定の納得もしましたが、復旧の主体が庄内支庁ですから、五十川から庄内支庁に直行しました。

最初に行った農業用水の担当課は当惑したようで、「上の方で対応中、道路担当課の方に聞いてくれ」。

道路担当課は、今後の見込みなどよく説明してくれましたが「農業用水のことは担当課でお願いします」とのこと。

各課の「分担」がやや判然としませんでしたが、どちらも「住民が『一週間以内に』と要望していることを認識して対応しています」という事でそこには責任感が感じられました。
何より、連休中から緊急対応で頑張っているところで、私の動きが作業のじゃまになっては本末転倒ですから要請はここで終了しました。

翌8日午前には、支庁から「9日午後に片側交互通行となる見込み」と県議宛のファックスあり。(7日に「吉村知事が9日に現地視察予定」というファックスもありました)。
自治会には「遅くとも12日に仮設水路設置予定」との連絡も届いているようでした。役員の方々には本当にご苦労さまです。

危険・不便な道路、中山間の農業の困難、少子高齢化、集落の自治と助け合い・・。
災害には様々な問題が投影されます。
一日も早い道路・水路等の復旧が叶うことを祈念します。