いじめ自殺の問題で批判にさらされている、滋賀県大津市の教育長が襲撃されたことについて、「殴られて当然だ」などという意見が同市に殺到しているといいます。
同市教育委員会の対応に大きな問題があったことは疑い無く、私も根本からの総括をおこなってもらいたいと思います。
しかし、いかに行政にいかに誤りがあろうとも、それに対して暴力を振るうことが正当化されていいはずがありません。
暴力肯定は、その主張自体が本質的に犯罪に繋がるものであり、民主主義社会の根底を揺るがす脅威です。
そして、電話・メールなどによるそれらの「意見」は、ほとんどが匿名でおこなわれているに違いありません。
匿名だからこそ、そうした誤った主張が投げつけられる訳です。
匿名社会の暴走に大いなる警戒を払う、そういう契機にしなければならないのではないでしょうか。
大津いじめ自殺事件が、関係者と国民の冷静で前向きな対処によって、ご遺族を始めとする関係者の納得が得られ、かつ、全国の教育行政の見直し・再点検にもつながる教訓を導かれることを願っています。
「教育長は殴られて当然だ」 大津市教委に襲撃支持の意見殺到
http://news.livedoor.com/article/detail/6864529/
赤旗「主張」 教育のつどい子どもの命守る学校と社会を
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-08-16/2012081601_05_1.html
人間性尊重する学校に 大津いじめ事件、全教アピール
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-08-03/2012080314_02_1.html
← 「ブログ村鶴岡」もどうぞ。
関とおるのフェイスブックはこちら。友達募集中。
https://www.facebook.com/sekidesu?ref=tn_tnmn