関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

議会だより編集委員会視察

2008年10月24日 | 活動報告

 10月23日(木)24(金)、議会だより編集委員会の視察で愛知県に行ってきました。

 初日の豊田市は、言わずと知れたトヨタ自動車発祥の地であり、人口42万人と鶴岡の約3倍、製造品出荷額では約44倍と、「比較にならない」ような規模の市ではありますが、議会だよりの役割は変わりありません。

 当市の議会だよりの作成は、基本的に業者に委託されています。
 紙面の量も内容も鶴岡市とほぼ同じでモノクロですが非常に読みやすいレイアウトになっていて、専門業者の能力の高さが示されています。
 一部あたりの経費は、鶴岡市の約1.6倍で、この辺は財政の豊かさが反映しているのかも知れません。
 
 私は、「委託業者はどんな業者か」「どの程度市民に読まれているか調べているか」について訪ねました。

 「業者はコミュニティー雑誌を発行している業者」「読まれているかどうか調べた事はない」ということでした。

 なお、同市は、市議会の会派を「3人以上」と定めているようで、2議席しか無い日本共産党市議団は、議会だよりの議案の賛否の記事なども「諸派」に括られてしまっていました。
 これは、議会だよりだけの問題ではないでしょうが、大いに問題だと思いました。

 翌日は、幸田町です。
 こちらは、人口約37000人、面積は約56,8平方キロとコンパクトな町です。(鶴岡は1311平方キロ)。
 
  紙面の量は鶴岡とほぼ同じすが、議員数が16人で、議員の一般質問は1ページ使われ、しかもオールカラーです。
 一部あたりの経費は、鶴岡市の約1.2倍程度に止まっていることに目を引かれましたが、「毎回入札で、かなり遠方の業者も落札する」とのこと。この辺は市の事業の発注の際に地元業者を重視するかどうかという点で、ちょっと賛成しかねるところです。
  記事作成・編集は全部議員がおこなうということで、丸二日かかるということでした。これもちょっと真似はできないと思いました。

 豊田市、幸田町とも、独特の方法で、それぞれ大変ためになりました。

 宿泊は名古屋市でしたので、名古屋コーチンを食しましたが、それ以外は、飛行機・電車をどんどん乗り継ぐ行程で、役所の中しか見ることができなかったのはちょっと残念でした。
 もちろん遊んで回る積もりはありませんが、訪れた地域の特徴などは、出来る範囲で触れてみて「見聞を広める」ことも必要と常々思っております。


立ち食いきしめん。いい思い出にはなりませんでしたネエ。