10月20日(月)、遊佐町でおこなわれた庄内国保研修会に参加しました。
内容は、5市町の情報交換と、「国民健康保険等医療保険制度をめぐる諸情勢」「胃腸の病気と検診について」の二つの講演でした。
「国民健康保険・・」の講演では「国民医療費が増えてどうにもならなくなったので、削減しなければならない」という立場からの話しで、
「公費が9割も入っている医療保険制度など無い。これでは生活保護と同じ」
(私見:日本の医療保険が社会保障制度の一つであるという基本的な認識が無い!)
「介護保険でも、選挙権でも年齢で区別しており、後期高齢者医療制度の75才線引きも差別ではない」 (私見:線引きして優遇するならともかく、酷い目に遭わせるのは差別でしょう)
「後期高齢者医療制度で負担が増えたのは、これまで世帯主の扶養になっていた人だけ」
(私見:保険料減額の経過措置をとっているからに過ぎません。)
などなど、放言のし放題でした。
講師は、県国保連合会常務ということでしたが、このような認識で国保が運営されているのでは、高すぎる保険料を取られて汲々としている市民は浮かばれません。
一方的な内容で、有益な研修とは言い難いものでした。
もう一つの、酒田地区医師会長さんの講演は、地域医療の実情をデータを示して教えてくれもので、大変有益でした。