地球浪漫紀行☆世界紀行スタッフの旅のお話し

(株)世界紀行・スタッフのブログです。ブログ・タイトル『地球浪漫紀行』は弊社ダイレクトメール名です。

キューバ留学報告

2008年12月08日 12時43分00秒 | キューバ
気がつけば師走、皆様いかがお過ごしですか?
お久しぶりです今年の夏まで世界紀行で働かせていただきました片岡明日香です。
キューバという不思議な国に魅力を感じ、10月よりキューバに留学しております


ここでの生活を少し皆様にご報告させていただきます
観光よりももう少し一般の家庭に近い生活を感じていただければ幸いです。

まずは通貨
この国では2種類の通貨が存在します。
兌換ペソとキューバペソ。
兌換ペソは元々は観光用の通貨。
1兌換ペソ=1ドルとして流通されましたが、今は手数料や税金を取られ、
1兌換ペソ=0.85ドルくらいで両替されています。
私がキューバに到着した10月1日には1兌換ペソ=120円くらいでしたが、
12月4日のハバナの銀行レートで1兌換ペソ=102円でした

今は支払いの大部分が兌換ペソを使用しています。
スーパーでの買い物、服、本、家賃などは兌換ペソ払いです
ここでの物価の参考までに
コカコーラ(缶)・・・・・・・1.5兌換ペソ(155円)
喫茶店でのコーヒー1杯・・・2兌換ペソ(205円)

もうひとつの通貨はキューバペソ
これはキューバ国民のための通貨です。
1兌換ペソ=23キューバペソに両替されます。
ですので1キューバペソは日本円で5円くらいですね。
市場での買い物、公共交通機関、キューバ人の給料などに使われています
バス・・・・・・・・・・・・・・0.4キューバペソ(2円)
バナナ1本・・・・・・・・・・・1キューバペソ(5円)
卵1個・・・・・・・・・・・・・3キューバペソ(15円)
ガス代1ヶ月・・・・・・・・・・2キューバペソ(10円)
電話代1ヶ月・・・・・・・・・・25キューバペソ(125円)

社会主義の国キューバでは国民が払わなくてはいけない公共料金は
非常に安いのですが、洋服や外食、観光地の入場料などはとても高いです

国民の平均的な給料は15兌換ペソ(1550円)
食料も配給されるのですが、この金額では生活していくのが大変です
ですので、キューバ人は他に収入源を探して、
自分の仕事以外にいろいろな副職をしています

配給で配られた葉巻を観光客に売る人。
外国人に有料でスペイン語やダンスを教える人。
海岸で貝殻を拾って、アクセサリーを作って売る人。
旧市街で伝統的なキューバの衣装を着て葉巻をくわえて、
観光客と一緒に写真を撮ってチップをもらう人。
音楽やプログラムなどをパソコンで(無断で)コピーして道端で売る人。
などなど・・・

皆お金を得るために必死です
私も外国人ということで、タクシーにぼったくられたり、
払わなくていいお金を払わされたりしたこともあります
デジカメも盗まれました
あのカメラはきっと今頃どこかで売られていることでしょう
留学当初は、この国の内情についてよく知らず、戸惑ったり憤りを感じたりしました。


しかし、キューバ人の生活をよく見ていると、
彼らはこうして得たお金をパーっと気前よく使ってしまいます
貯金ということを知らないようです
自分が持っているものを、その時に利用できる最大限の形で楽しんでいます。
今はキューバ人の生活にも慣れ、人間らしくもあるキューバ人に
愛着を感じるようにもなってきました
盗まれたデジカメの充電器も今はもう必要ないので、
私もキューバ人のように道端で売りました
もう少しプロ級になると、電気屋さんで保証書を5兌換ペソくらいで特別に売ってもらい、
それをつけて商品を高く売るそうです。
今まで知らなかった世界です!


今回はキューバの通貨について説明しました。
まずは通貨について知ってもらわなくていけないと思ったら、
説明が長くなってしまいました
次回は違うテーマでキューバの留学報告をさせていただきます。

年の瀬も迫ってまいりました
日本の皆様元気にお過ごしください

片岡 明日香(ハバナにて)
*パソコンはホテルに来て借りてます。

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