地球浪漫紀行☆世界紀行スタッフの旅のお話し

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大西洋のシックな島イル・ド・レ

2014年02月05日 18時53分55秒 | フランス・モナコ

                            (サンマルタン・ド・レ)

「イル・ド・レ」とも呼ばれるレ島は、
ラ・ロシェル西方の大西洋に浮かぶ、
長さ26㎞、幅は最も狭いところで70mの島で、
長さ2.9㎞の橋で本土とつながっています。
冬季の人口は16000人ですが、夏季には人口が16万人にもなる
フランス有数のリゾート地です。

この平坦な島には手つかずの自然が残され、
沢山の野生動物が生息しています。
特別環境保護地に指定され、
新たに建物を建てることは禁じられています。
白い壁にグリーンに統一された鎧戸の可愛らしい平屋が立ち並び、
家の脇には立葵が風に揺れています。
景観を管理されたこの島は、シックでありながら、
懐かしくも感じられます。

島には、10の町や村があります。
レストランや土産物屋が立並ぶ賑やかな島都サンマルタン・ド・レは、
17世紀の教会の廃墟がそびえ立つ赤瓦の屋根に白壁の家々が連なる
静かな港町です。
他にも、フランスの最も美しい村の一つに選ばれているアルス・アン・レ、
中世の趣を残すマルシェが立つラ・フロットなど、
各町には、それぞれの特徴があります。

日本の辛党の方には「イル・ド・レ」は
コニャックの銘柄として知られていますが、
12世紀初頭、シトー修道会(シトー会)により初めて塩田が作られて以来、
現在に至るまで製塩が、島の重要な産業になっており、
「イル・ド・レ」は、フランスでは高級塩として有名です。
なかでも、塩田に最初に浮かび上がる塩の花フルール・ド・セルは、
ミネラル豊富で、まろやかな塩味の中に独特の旨味が感じられ、
繊細で深い味わいがあると高い評価を得ています。

4月26日発『大西洋岸フランスの旅』でご案内いたします。
(宮本ひかる)

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