地球浪漫紀行☆世界紀行スタッフの旅のお話し

(株)世界紀行・スタッフのブログです。ブログ・タイトル『地球浪漫紀行』は弊社ダイレクトメール名です。

2002年イラク・メソポタミアの旅6 アッシュール

2009年03月10日 22時43分06秒 | イラク・メソポタミアの旅

皆さん、こんにちは。川崎です。
今日も前回のつづきのイラクの旅です。

サッマーラをあとにして、チグリス川沿いにさらに北上し、アッシュールへ。
ここは最初の世界帝国・アッシリア帝国の最初の首都で、後に行政機能を失ってからも
メソポタミア世界の宗教センターとして、永く栄えた都市です。
戦争前から、ユネスコ世界遺産の「危機にある遺産」に指定されています。



ドイツ隊が発掘した住居跡、ナブー神殿跡、アシュール神殿跡、宮殿跡(発掘中でした)、
そしてジグラット(聖塔)などが残っていました。


神殿跡


住居跡


宮殿跡



なにやらいろいろ発掘中のようですが、働いている人は見当たらず。
ラマダン中だから?


手つかずのところの方が多い感じが・・
とっても考古学をやりたい方向きの遺跡です。




ジグラットの中央には玄室が隠されており、やはりピラミッドと同じ造りです。
照沼が、ジグラット・ピラミッド同根同一目的説のような自説も述べていましたが
こういう場所で聞くと、それっぽい気もしてきます。

ジグラットの玄室は、真っ暗で何も残ってはいないのですが、
ガイドが中に入ってもいいと言うので数人の方が入りましたが、
日干し煉瓦が脆くなっているため、かなり崩れてしまいました
ユネスコ指定の危機遺産ですが・・・・

イラク3日目、夕刻、北部の中心都市で、古代のニネヴェ、モスールへ到着。
ホテルは湾岸戦争前のオベロイホテル。


どこに行ってもサダム・フセインの肖像画があるわけではありません。
シリアのアサドさんに比べると、おとなしいくらいです。

オベロイホテルもイラク政府が没収したのち、メンテナンスは為されていませんが、
宿泊客がいないことが幸いしてか、バグダッド・シェラトンよりも
幾分マシです。
門は閉じられ、チェックを受けないとホテルに入れなくなっていました。
クルド人地区が近いことを感じさせます。
つづく(川崎 大地)


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2002年イラク・メソポタミア... | トップ | 2002年イラク・メソポタミア... »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
危機遺産プレゼンへの写真借用依頼 (中西美佐子)
2011-08-15 13:49:07
ブログを楽しく拝見させていただいております。
現在、世界遺産アカデミー公認の世界遺産クラブ主催で、世界遺産の簡単な入門講座のようなものを企画しております。(於:東京)
つきましては、パワーポイント資料の危機遺産のページにぜひ、「アッシュル ジグラット」の写真を使用させていただきたいと思います。
写真の下に「(株)世界紀行 スタッフのブログ 地球浪漫紀行☆世界紀行スタッフの旅のお話し」と入れさせていただきます。
何卒、ご承諾いただきたくよろしくお願いいたします。

コメントを投稿

イラク・メソポタミアの旅」カテゴリの最新記事