大西洋に面して建つサンニコラ塔(14世紀)、シェーヌ塔(14世紀)、
そしてランテルヌ塔(12~15世紀)の3つの塔は、
1199年より建築が始められたラ・ロシェル要塞の塔部分の遺跡です。
サンニコラ塔とシェーヌ塔は街への入り口となる旧港に門のように建てられており、
600年の間、海からの侵入を防ぐ防御の役割を果たしてきました。
天守閣のようなこの2つの塔は海洋貿易で栄えた強固な街のシンボルでした。
ランテルヌ塔は大西洋沿岸に建てられた灯台としては最も古いものですが、
その後の300年にわたり王立海軍や植民地部隊の牢獄として使われていて、
今でも囚人たちによる600以上の落書きが残っています。
4月26日発『大西洋岸フランスの旅』でご紹介いたします。
(川崎 大地)
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