かわい清秀

せいしゅうが 発信します

令和4年第1回定例会一般質問 膵臓がん早期発見・早期治療のために

2022年03月13日 | 岩見沢市議会
令和4年3月10日(木)

第1回定例会で 膵臓がん早期発見・早期治療のために 

膵臓がんにより命を失うことの無いように と言う思いで

質問を行いました。









質問に先立ち ウクライナの平和を願い ウクライナ国民支援が広がることを願い

一言申し上げました。


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質問の前に「ロシア連邦によるウクライナ侵略を非難する決議」に賛成した市会議員の一員として一言申し上げます。
 今日も、ロシア軍による小児病院への攻撃や原発への攻撃が伝えられています。
 ウクライナ国民の国外避難は200万人を越えました。私達個人が出来る事は限られていますが、この侵略に反対する声を上げること、ウクライナを支援する国際NGO等に寄付をすること等で、ウクライナの国民を励まし、支援できると考えます。命を失う、負傷し、食べ物も亡くなり、住む家を失った、ウクライナの国民への支援の動きが大きく広がることを願っています。


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以上全文です。もっと言いたいこともありましたが質問の前持ち時間の関係、その他諸々の関係でこの様になりました。

この後、膵臓がんの質問に入りました。

そこで尾道方式の事を皆さんご存じでしょうか。

尾道方式」は膵臓がんを早期発見し5年生存率が極めて高くなります。

全国でも尾道方式は広がっています。




質問ではこの様に説明しました。

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 私は何人もの友人を膵臓がんで失いました。とても恐ろしいがんです。今私の質問を聞いておられる方々の中にも、お知り合いが膵臓がんで亡くなられた方もおられると思います。

 とても恐ろしい癌で大方、膵臓がんを発見したときは既に手遅れの時だと言われています。
 そのように膵臓がんは早期発見が難しく、難治性の高いがんです。しかも国内では年々増加傾向にあります。

 2019年の部位別がん死亡数では男性18,124名で4位、女性18,232名で3位ですが男女ほぼ同数という極めて特徴的な点があります。
 しかし、早期に発見し早期治療で成果を上げている尾道市では5年生存率が高まる結果が出ています。

・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・

国立がん研究センターの統計によりますと


人口10万人あたりあたりの罹患率は33.5 例(男性35.0 例、女性32.0 例)
人口10万人あたりの死亡率は29.4 人(男性30.1 例、女性28.7例)となっています。

 この割合を人口79,000人の岩見沢市に当てはめますと、罹患率26.5例 死亡率は23,2人となります。



 私はこの数を減らしたいと思います。膵臓がんに立ち向かい成果を上げている市があります。広島県尾道市です。
 広島県尾道市医師会では2007年から「膵臓ガン早期診断プロジェクト(尾道方式)」を発足・推進し外科的切除率の改善、早期診断の増加、5年生存率の改善等一定の成果がみられています。
 また、近年では全国各地の医療圏において、尾道方式を基軸とした各地域の状況に応じたさまざまな早期診断プロジェクトが展開されています。

 尾道方式を導入し膵臓がんの早期発見が可能となれば岩見沢市での推定23.2人の死亡者の数を極端に減らすことが出来ると考えます。

 日本膵臓学会のデータによりますと、ステージ1で見つかれば5年生存率は52.5%。大きさが1センチ以下だと約80%という報告もあるなど、早く見つかるほど生存率は上がるとされています。



日本膵臓学会のデーターを岩見沢市に当てはめると、23.2人の死亡者が5年生存率で
ステージ1で発見すると死亡者が9.3人、1センチ以下で発見すると2人へと激減する可能性を持っています。




 是非市として「みんなが健康で元気に暮らせるまちづくり」の一環として
尾道方式などを参考にし「膵臓ガン早期発見プロジェクト」を作り実施し、
市が行うがん検診に 膵臓がん検診を追加していただきたい。

全ては5年生存率を上げるためです。早期発見により助かる市民の命があります。



そこで市長に質問致します。
尾道方式などの「膵臓ガン早期発見プロジェクト」を実施し、
市が行うがん検診に膵臓がん検診を追加する事について


どうお考えか伺います。

実施により失う命が助かります。
まさに道内トップレベルのがん対策の「岩見沢市」となります。
以上で 私の質問を終わります。

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私は、岩見沢市には岩見沢市立総合病院もあるのですから、市と市立総合病院が協力して

診断パッケージ を作るなどして、がん検診を行うようにすれば良いと考えています。

この費用はそんなに高いものにはならないと考えています。
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