生物情報

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水面に黄色の美しい花が咲く ウォーターポピー

2019-07-24 17:33:10 | 植物
夏に花を咲かせるウォーターポピーを紹介します。

ハナイ科の多年性の水生植物で、ブラジル、ベネズエラ原産で、昭和初期に観賞用として日本導入されました。
「ミズヒナゲシ」とも言われています。
根茎は泥の中にひげ根を下ろし、次々と先へ伸びてつる状になり水面を這います。

根茎から長さ4〜8cmのハート型の葉を出して水に浮きます。
水中に茎を伸ばし、水面に光沢のある厚みの葉を沢山つけます。
花はポピーに似た黄色い花で、6〜7月に5cmほどの黄色い花を咲かせます。


花の寿命は1日だけです。
開花状況
6:00ツボミ
8:00開きだす
10:00-14:00全開
16:00しぼむ

熱帯の植物で暑さには強いが、冬の寒さに弱く、冬は凍らさないよう室内に入れて越冬してください。
冬越し方法
 11月中旬になったら、容器から植えている鉢の上端までの水深を30cm以上にして株を沈めます。
 これを軒下などに3月まで置けば良いです。
 結氷する日でも近年は厚い氷は張りませんので、これで十分です。
 秋に株分けし、それを冬越しさせれば、来シーズン大幅に株を増やすことができます。

ウォーターポピーを水草にした水槽の効果
夏の水温上昇を防ぐ約2度
水質を浄化

注意事項
 外来種なので、増え過ぎたものを川や池に捨てないでください。

 写真のように池全面を覆い尽くす被害が出ています。

カメのほっこりとする泳ぎ

2019-07-01 10:36:42 | 爬虫類
公園で運良く、カメの泳ぎを撮影できました。


前足で水を捉え、後足で蹴り出す という泳ぎです。
前後、左右の足の連携は、良くなく、のんびりとした泳ぎです。

カメも近づくとすぐに水中に逃げこむため、
少し遠くから撮影しました。

カメは危険が迫ると水中に潜り、前後の足を連携させ、もっと早いうまい泳ぎ方をします。

今回のカメは、アカミミガメですが、イシガメ、クサガメも基本は同じ泳ぎです。

公園で見つけたら、そっと観察してください。心が和みます。