キキョウの花は初夏から咲いているのに、「秋の七草」になっています。
本来、キキョウに秋に咲く花であったため、秋の七草に選ばれたのです。
品種改良により早咲き種が作られ、広められたことにより、キキョウの早咲きが増え、
今では、六月中旬から7月に咲くものがほとんどになってしまいました。
キキョウは、キキョウ科の多年生植物で、
日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布しています。
キキョウの根はサポニンを多く含むことから生薬(桔梗根という)として利用されています。
秋の七草は、
オミナエシ、ススキ、キキョウ、カワラナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギ です。
キキョウの自生株は、近年減少傾向にあり絶滅危惧種になっています。