「西山の棚田」から戻る時、広い道(伊賀コリドール/県道138号線)に出る手前で左折すると、
「高倉神社」(西高倉)の鳥居まではほんの少し。
ここは「倉庫の神」がいらっしゃるとのことですが、今回は…
ご神体である山に沿う「崖面に可愛い白い花がたくさん咲いているよ」。
「検索したら〇〇〇〇と出て来たよ」と知人に教えられ、写真も送られてきた。
この花の名前を聞いた時、どこかで聞いたことのある名前だなぁ・・・と。
ふっと思い出したのが滋賀県甲賀市の「龍樹神社(タギジンジャ)」。
(2020/9/7撮影)
ここでは、この花の自生地があるものの「絶滅危惧増大種」かもしれないと言われており、
とても大切に守られているようでしたが…
ワタシ自身、名前は知っていても「まだ見ぬ花」なのです。
絶滅危惧増大種と書かれていても、花の時期に行ったことがないので、
まだ確認できていない、ともかく見てみたい一心でした。
(ここで書いてもいいのかどうかの悩みはあるけれど)
ふつうにそこここで咲いている花であればそれはそれで嬉しいし、
やっぱり珍しいものであれば大切に見守りたいし…
「日本固有種 本州の滋賀県から九州にかけて分布」とも書かれているし…
「手水舎」のあるところから奥を見ると、
山裾の崖面に淡い色の小さな花が一面に見えました。

予習していった「ユキワリイチゲ」の花と確かに一緒です。
薄紫の透明感のある花弁!ではなく、実はこれ「ガク(萼)」なんですね。
茎が一本スッと伸び、その先に楚々とした花を一輪つけてます。
※ユキワリイチゲ(雪割一華)キンポウゲ科イチリンソウ属
牧野日本植物図鑑(学生版)には、≪関西の≫と書かれているので、
やはり珍しいと言えばそうなのかもしれません。

別の説明では、
≪花びらみたいなところは萼片で、12〜22個ぐらい。
開花は3月上旬〜4月上旬頃です。
(淡紫色の花びらみたいに見えるのは、本当は萼です)
このユキワリイチゲは、お日様が大好きで、曇りや雨では開花しません。≫とのことでした。
もう少しアップで

透明感を出せるかと近づいたら「虫さん春」でしたわ
※参考:「多根ユキワリイチゲを守る会」HPより≪2023年の開花情報≫
念願の「ユキワリイチゲ」が見られたので、神様にお礼参り。
ここも国指定重要文化財の「本殿(社殿)」(3棟)があります。
傍には「献木 梛(ナギ)の木」。

真ん中辺りの葉が黄金に輝いているように見えたのです

※梛のこと(熊野大社HPより)
ここでふと思い出しました、高倉神社と熊野に縁のある「梛の木」の関係。
【高倉神社】(祭神:高倉下タカクラジ)
ここで「神話」より「高倉下」ってどんな人?
※高倉下:神武天皇東征中の最大の危機を救った熊野の土豪。
『古事記』『日本書紀』に登場する。
それによれば、神武天皇は、紀伊に迂回して大和を目指すが、
途中、熊野の村で大きな熊の毒気によって兵士たちともども気絶してしまう。
このとき高倉下が天皇に大刀を献上し、目を覚ました天皇はその大刀で荒ぶる神の邪気を払った。
高倉下がいうには,「夢に、武甕雷神(タケミカヅキノカミ)が天照大神の命を受けて、
下界の平定を手助けするために大刀を下すというお告げがあり、
翌朝、倉を見ると夢の通りに大刀があった」という。
高倉下というのはこれによるが、クラジは倉主の意ともいわれる。
その大刀は石上神宮(イソノカミジンジャ天理市)に収められた。≫(コトバンク:朝日日本歴史人物事典より)
「ユキワリイチゲ」や「梛の木」を見ることができて、
一人
しております。
余談、
この週末、とってもお天気が気になります。
3月最後の島ヶ原ウォーキングイベントがどうなるのか??
ではまた
「高倉神社」(西高倉)の鳥居まではほんの少し。
ここは「倉庫の神」がいらっしゃるとのことですが、今回は…
ご神体である山に沿う「崖面に可愛い白い花がたくさん咲いているよ」。
「検索したら〇〇〇〇と出て来たよ」と知人に教えられ、写真も送られてきた。
この花の名前を聞いた時、どこかで聞いたことのある名前だなぁ・・・と。
ふっと思い出したのが滋賀県甲賀市の「龍樹神社(タギジンジャ)」。

ここでは、この花の自生地があるものの「絶滅危惧増大種」かもしれないと言われており、
とても大切に守られているようでしたが…
ワタシ自身、名前は知っていても「まだ見ぬ花」なのです。
絶滅危惧増大種と書かれていても、花の時期に行ったことがないので、
まだ確認できていない、ともかく見てみたい一心でした。
(ここで書いてもいいのかどうかの悩みはあるけれど)
ふつうにそこここで咲いている花であればそれはそれで嬉しいし、
やっぱり珍しいものであれば大切に見守りたいし…
「日本固有種 本州の滋賀県から九州にかけて分布」とも書かれているし…
「手水舎」のあるところから奥を見ると、
山裾の崖面に淡い色の小さな花が一面に見えました。


予習していった「ユキワリイチゲ」の花と確かに一緒です。
薄紫の透明感のある花弁!ではなく、実はこれ「ガク(萼)」なんですね。
茎が一本スッと伸び、その先に楚々とした花を一輪つけてます。
※ユキワリイチゲ(雪割一華)キンポウゲ科イチリンソウ属
牧野日本植物図鑑(学生版)には、≪関西の≫と書かれているので、
やはり珍しいと言えばそうなのかもしれません。

別の説明では、
≪花びらみたいなところは萼片で、12〜22個ぐらい。
開花は3月上旬〜4月上旬頃です。
(淡紫色の花びらみたいに見えるのは、本当は萼です)
このユキワリイチゲは、お日様が大好きで、曇りや雨では開花しません。≫とのことでした。
もう少しアップで


透明感を出せるかと近づいたら「虫さん春」でしたわ

※参考:「多根ユキワリイチゲを守る会」HPより≪2023年の開花情報≫
念願の「ユキワリイチゲ」が見られたので、神様にお礼参り。
ここも国指定重要文化財の「本殿(社殿)」(3棟)があります。


傍には「献木 梛(ナギ)の木」。


真ん中辺りの葉が黄金に輝いているように見えたのです


※梛のこと(熊野大社HPより)
ここでふと思い出しました、高倉神社と熊野に縁のある「梛の木」の関係。
【高倉神社】(祭神:高倉下タカクラジ)
ここで「神話」より「高倉下」ってどんな人?
※高倉下:神武天皇東征中の最大の危機を救った熊野の土豪。
『古事記』『日本書紀』に登場する。
それによれば、神武天皇は、紀伊に迂回して大和を目指すが、
途中、熊野の村で大きな熊の毒気によって兵士たちともども気絶してしまう。
このとき高倉下が天皇に大刀を献上し、目を覚ました天皇はその大刀で荒ぶる神の邪気を払った。
高倉下がいうには,「夢に、武甕雷神(タケミカヅキノカミ)が天照大神の命を受けて、
下界の平定を手助けするために大刀を下すというお告げがあり、
翌朝、倉を見ると夢の通りに大刀があった」という。
高倉下というのはこれによるが、クラジは倉主の意ともいわれる。
その大刀は石上神宮(イソノカミジンジャ天理市)に収められた。≫(コトバンク:朝日日本歴史人物事典より)
「ユキワリイチゲ」や「梛の木」を見ることができて、
一人


余談、
この週末、とってもお天気が気になります。
3月最後の島ヶ原ウォーキングイベントがどうなるのか??
ではまた