日々日々日記

過去の事 現在の事織り交ぜて
淡々と綴ります。

合羽から富士登山の思い出

2018-11-23 19:58:31 | 旅行

16年ぶりに干した合羽

全く痛んでなかった。

先週から目についた所を掃除していて

今日は洗面所の吊り戸棚を・・・

何があるのか分かっていた。

合羽2組、小さく折り畳んでいたのでシワシワもいいところ

富士登山で着ていた私と次男のだ。

スポーツ専門店で買った。

富士山に登ると言ったら、命の次に大事なのは合羽

合羽だけは良いものをお勧めします、という事で

家族4人分、1着3万幾らもしたが予算も冒険だった(笑)

大学生の娘を大阪で拾い5人で・・・

5合目からの登り始めは台風の暴風雨と重なり

いきなり合羽の良さを知ることになる。

雨の中でも蒸れず快適だった。

6合目でリタイアしたおじいさんから孫娘を託されたが

その子はビニールのペラペラの合羽

7合目で休憩のとき背負っていたリュックを下ろすと合羽が破れた。

まだ暴風雨が続いているしどうしたものかと

旅行社の添乗員を探すが見つからない。

体が濡れて震えている子供をそのままにしておけず

大きなゴミ袋を持って行ってたので

スッポリと頭から被せ臨時の合羽代わりにし、

私のツバ広の帽子を貸してあげて顔が濡れないようにした。

8合目を目指して歩きはじめた途中から

雲の上に抜け台風は去った。

でも厳しい寒さに襲われ、子供(中学1年生くらい)は

もう歩けないとぐずるのを必死で励ましながら歩くも

家族、団体の人達とはとっくに置き去りにされた私と子供。

ココに置いては行けないから、一緒に頑張ろうと

引っ張ったり押したりしていたら

8合目の宿の人が探しに来てくれた。

宿に入ったのは午後11時過ぎだった。

家族の者は何で遅くなったのか知らなかったようだ。

午後9時前には宿に入ってたらしい。

ヘッドランプだけが頼りの真っ暗な中では

仕方ないことではあったと思うが

こんな事を

貧乏くじを引いた というんだろうね。

午前3時にはご来光を目指して頂上まで行くという予定が

高齢女性のほかに高山病になった人2.3名いて

1人の添乗員だけでは手に余ったのだろう

8合目でストップ、そのまま下山した。

ご来光はココでも充分きれいだったから良かったけど。

子供は多感な年ごろで恥ずかしいとの思いがあったのか

下りはさっさと歩いて、お礼の言葉もなかったが

おじいさんからは丁寧にお礼の言葉を貰い

私の子供達にお菓子をくれた。

孫娘子はバスで高熱を出していた様子だったが

3日目は元気にしていた。

それから7年後もう一度トライして頂上でご来光を拝んだけどね。

今度は絶対頼まれごとは聞かないと心に誓って参加したが

ちゃんと山男がリードしてくれる行程で、良い思い出となった。

夫が高山病になって一緒に歩けなかった事は残念だったが。。。

コメント (2)
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