日々日々日記

過去の事 現在の事織り交ぜて
淡々と綴ります。

ひよっこを見ていて⑦

2017-07-19 20:17:29 | 自叙伝

当時は共同炊事場のアパートって

普通にあったのかな~

私が5歳の時父親が病気で亡くなって

母一人子一人になって移り住んだ

アパートの事は良く覚えている。

ひよっこで見るような

なにかのサロンを想像させるような雰囲気じゃなく

戦場の台所って感じだった!

あっちこっちで練炭で火を熾して

ご飯の用意する人おばさん達がたくさん居たようだ。

洗い場の屋根があったか無かったかは記憶は無いけど

なにしろまだ6歳頃やからね~

冬場はほぼ外での調理が寒くて

七輪に火を熾し部屋で鍋ものをしていた時

いきなりアパートの管理人さんが入ってきて

部屋の中での煮炊きは禁止なのに

なにやってんや~!って

母がすごく怒られていたのを思い出す。

火事が怖くて禁止されていたんだろうか!?

それと関係あったのかどうか

そのアパートからすぐ引っ越しをした。

アパートからは映画館が近くて

母の仕事が休みの日よく映画を観に行った。

美空ひばりと、大川橋蔵が出る時代劇が大好きだった。

夏になると怪談物を観に行って

帰りは怖くて歩けない私を母は背負ってくれたな~

小学校に入る前だったけど私は身長があって

チビ助な母と変わらないくらいの背丈だった。

近所のおばちゃんが笑っていた。

仕事から帰る母を待つのに

アパートの隣にある小さな神社の境内が

お気に入りだったわ~

そこから離れるのは寂しかった。

次は普通の家の2階を間借り生活

よい思い出が一つも無かった。

コメント (8)
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