学生

昨日、カミさんと一緒に姫路へ行きました。そしてカミさんは姫路城へ、
私は旧姫路工業大学（現、兵庫県立大学）へ行って、私の大学の同期で
アマチュア無線クラブで一緒だったＦ井さんに会いました。

カミさんを姫路城におろして、一路、書写山へ、確かに遠いです。
ＪＲ姫路からバスで３０分の案内がありましたが、自動車で１５分以上
かかりました。

学生に時々尋ねながらやっとＦ井教授室に辿り着きました。一瞬「誰？」
という顔をされましたが、「お、ｓｅａｎ（私の苗字）」と声を上げて
驚かれました。

毎年、年賀状のやり取りはありますが、３８年ぶりの再会です。
学生の出席簿の整理をおいて、しばらく歓談しました。

お互いに髪の毛に大きな変化がありますが、喋りだしたら黒い詰襟の
学生服時代です。木造長屋の学び舎にあったアマチュア無線クラブの
部室が甦ってきます。真面目だったＦさんを思い出しました。

コンピューターメーカーのＦ通から５０歳を過ぎて早期退職で公募で
当時の姫路工業大学へ東京から単身赴任してきたのです。
やっぱり学問、研究が好きなのですね。
今は、Ｄｒ．Ｅｎｇ．で　Ｐｒｏｆｅｓｓｏｒ　です。

少し気になったのは、Ｆ井さんのことではなく学生のことです。
先日の同じ県立大学の別の経営学部のＦ川教授のお話でもありました。

今年から全入になりましたが、両先生から感じたのは。
・最近の学生は徐々にやる気が減ってきている。学生ベンチャーは程遠い。
・競争率が２倍ぐらいになってくると、入ってくる学生の能力の幅が
　広がって授業でポイントの合わせ方が難しい。
・出来る優秀な学生に合わせると下の方の学生はもう付いて来れない。
　小学校と同じ現象が始まっている。

２倍の競争率を突破したんですがねぇ。

もちろん、カミさんを迎えに行って「文楽」で皿そばを食べて帰りました。