公儀御鳥見役 ・ 大葉桑次郎 と仕手方の 六助 が、
武州忍田 城下と 妻沼 村の南の 弥藤五 村を結ぶ 脇往還 から 熊谷館林 往還に道を変え、
今井 村に差しかかったとき、赤い夕焼けの帯を西の空に残して、冬の短い 天道 が沈んだ。
待つ春や『風の市兵衛⑱』の出だしはこんな風に始まる。
難しくない漢字にも読み仮名を添えてありますが読めない漢字もたくさんありますからルビは助かります。
ここではルビの振ってる行は上下の幅が少し広くなりますが文庫本では行は同じです。
ただ事件の外観を説明しているにすぎませんが私は大抵読み飛ばします、
今2度目の読み直しではルビも含め丁寧に読み進んでいます、そんな出だしでしたっけ?
ただ全体的な流れは記憶があり先も見えてきます?