林檎日記

わたしです

弱者と強者

2007-09-01 00:27:17 | Weblog
最近、弱者と強者について考えるようになりました。
人間には持って生まれた才能があって、それが、生まれた世の中において、生きやすいか、生きにくいか、で、弱者と強者に分かれると思うのね。


同じ内容の事を、10分でできる人もいれば、一時間かかってもできない人もいる。それで給料が時給だとしたら10分でできる人は一時間かかる人の6倍の仕事をしても、給料は一緒なわけだ。それは納得いかないよねー。……私は、今までの職場では、多分、仕事が出来ない方ではなかったと思うので、たびたびそんなことを思ってましたよ。
高校の時の生物の先生が(私は当時かなり崇拝してたんですが)「『頑張った』は評価されないんだ。才能は人それぞれだけど、それにそれぞれ努力が重なってでた結果が評価されるんだ。だから才能がない人はより努力をしなければ、認められないのは当たり前」と言っていました。……そんな世の中だなぁ。と思う。

でも、世の中が『成果主義』になってしまったら、この世の中に合った才能を生まれ持ってきた人は強者、そうじゃない人は弱者で、その格差は開くばかりだよね。
もし今の世が、球技の上手下手で判断される世の中だったら、私はいくら頑張ったって弱者だよ。(うそ。ほんとはきちんと頑張ったことがないからわかんないけど)
物事を順序だてて考えられなかったり、効率よく仕事を進められなかったり、集中力がなかったり、それって才能じゃない?生まれもったか、若しくは、子供時代に備え付けられたか。大人になってから本人がどうにかしようとしたって、なかなかどうにかなるもんじゃないと思うよ。
そりゃ、努力は必要ですけど、
頑張ってもできない人が弱者にならない世の中であって欲しいなぁ。と思うよ。

とかね。経済観念がない人とか。個人的な買い物で組んだローンや借金で首が回らなくなってる人とかね。「バカか?」って思うけど、それほどの知識や認識を持てない、というのは、やっぱりそういう才能がないんじゃないかと思うけど。
難しいけどね。
「頑張ってるけどできない」のか「怠け」なのか
「生まれもった性格だからしかたない」のか「甘え」なのか。

私は多分、今の世の中に合ってるほうだよ。多分、要領がいいよ。学校の成績もよかったし、職場でも要領よく効率よく動いてる方だと思うよ。人間関係は苦手だけど、あまりそれを必要とする世の中でもないでしょ?騙されたりもするけどほどほどだし、お金がなければ働こうと思えるし。
だから私は強者。貧しいけど強者。趣味に使えるお金があるだけ強者。

『趣味に使えるお金がある』というのが、『文化的な生活』の最低レベルだと思います。まあ、いくらまでが最低レベルかは判断が難しいですけど。今は、その最低のレベルに満たないの方が結構いらっしゃるんですね。だから私でも強者と思う。その最低レベルまでは、国が保証していいんじゃないかと思うんですよ。本人だけの責任じゃないわけですから。世の中が変われば誰だって明日は我が身なわけですから。

とはいえ、仕事が出来ない人と同じ給料なのにはやっぱり納得がいかない私でした・・・。


ちなみに、これを書き始めたのは去年の暮れで、途中まで書いて、後で続きを書こうと思って保存してあったんですね。やっと書けたー。実は、そんな題材がまだまだケータイにいっぱい残ってるんですよ~。
いつか日の目をみるかな?

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