林檎日記

わたしです

虫の知らせか幽霊か。そもそも虫の知らせが幽霊なのか。

2006-02-24 23:09:37 | 認知症にまつわる話
 昨日、施設のMさんが亡くなったわけですが、、、。
 14:00頃、病院より容態急変の電話がありました。
 私達はミーティング中で、ホームには不在だったのですが、その頃ホームではKさんの様子がおかしくなっていたのです。幸い、娘さんが来訪中だったのですが、本人が「どうしよう、どうしよう、お医者さん呼んで、、、」と、あちこち歩き回り、(普段は落ち着いたものなんです)、つられて娘さんも「どうしよう、どうしよう」と、一緒に立ったり、座ったり、、、。Kさんのことはホーム長に任せて、私達は病院に向かったのですが、、、。
 Kさんは「家に行く」と言い始めたため、娘さんと車で出掛けたということで、本当に家に行ったのか、ドライブをしているのかはわからないけど、16:00~近所の神経内科を受診するとききました。
 私は昨日はそこで帰宅したので、その後は、今朝、出勤して日誌を読んで知ったことです。
 Kさん、結局、娘さんの家に行ったらしいのですが、そこでも落ち着かず、ホームに戻ってきたのですが、車からは降りず、しかし、車にじっと座っている事もできず、助手席で立ったり座ったり、繰り返したらしいです。
 その後、神経内科を受診したあとも落ち着かず、娘さんには帰っていただいて、スタッフ一人がつきっきりになっていたそうです。その時、他のスタッフが、病院より持ち帰ったMさんの荷物を、Mさんの部屋に運ぼうとすると、Kさん、何度もそのスタッフについてMさんの部屋に入ろうとしたそうです。「なんとか止めたけど」と、そのスタッフが言っておりました。
 引き続き、落ち着かない状態が、22:30頃まで続いたようです。「どうしよう、どうしよう、殺して、死んじゃう」等、言いながら、部屋や廊下を立ったり座ったり這いずり回ったりのた打ち回っていたらしいです。
 で、最終的に、「ここで寝る」と、Mさんの部屋に布団を敷き、そこで休まれたそうですが。ホーム長いわく、「Mさんの部屋で布団に横になった途端、顔色も顔つきもパッっと変わった」そうです。その後は、すっかり落ちついたようです。夜勤者によると、「(Mさんと?)何か喋っていた」そうですが、、、。


 なんでしょうか。なんなんでしょうか。偶然なんでしょうか。私は霊感とかさっぱりないけれど、だって、なんだか、不思議でしょ?なにか、察したくらいのことはあるよね?ないか?

 まあ、Kさん、今日、「Mさんも入院中だし」と普通の会話の中で喋ってたし。だから、わかってる、わかった、訳ではないんだろうけど。


 他にも、昨日Mさんが亡くなった時、偶然にもミーティングでスタッフが全員揃っておりまして、そんなこと、滅多にない(、、ってか、今のメンバーになって、はじめてかも)ので、「絶対、全員が揃うの待って、亡くなってくれたんだよ」と、いうスタッフもいるけど。まあ、私はそれはどうかと思うけどねー。結局私達も、間に合わなくて、看取ることはできなかったんだけど、家族(長男)は、たまたまお台場に行ってたとかで、大分遅れてきたんだよ。私だったら、長男が遠くに行っている時は狙わないかな。と、思うけど。「遠くの親戚より、近くの他人」という言葉はあるけれど、家族って、やっぱ、違うと思うよー。違うと思うけどなー。

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