林檎日記

わたしです

『おひとりさまの老後』  上野千鶴子

2008-05-31 21:36:11 | 
 姉の本です。姉に薦められて読みました。昨日の夜と、今日の新幹線の中で。

 最初は「おう!!とうとうこんな本を読むとは!!」と思ったよ。「覚悟を決めたのか?」的なね。

 見出しをみて、「こわーい」と思う。
 『おひとりさまは女ばかり』とか、・・・あれ?あとはなんだっけ?何個かあったんだけど、きちんと読んだらわからなくなっちゃた。

 怖い内容ではなかったですよ。全然。普通のことだった。普通のことだけど、きちんと認識していないというか、認識するのを怖がっていたのもあるのかもしれないけど。

 私は今は結婚する気はないからね。んー、親が亡くなったら「おひとりさま」人生を歩む予定にはなっているはずなんです。・・・あまり深く考えたことはないんだけど。だんなもいなければ、こどももいない。だって、その自由を失いたくない。老後の心配とかはあまりしていない。というか、考えていない。というか、していない。や、家族だけが、自分のまわりの人間じゃないからさ。要は、誰かがいればいいんでしょ。的なことを漠然と思っていた。・・・こう、きちんと文章にして考えてはいなかったんだけどさあ。

 でも、いくら私が「結婚したくない」といっても、周りの人たちは「そのうちいい人がみつかるよ」とか「結婚したくなるよ」とか、なんか、励まし?てくれたりするのね。いや、する気はないからいいんだけど。まあ、でもそのうちしたくなる可能性もなくはないから、あえて反論もしないんだけど。なんか、みんなにそんなに『結婚するのが当然』みたいな態度をとられると、なんとなく「一人でいるのは不幸なのか?」と、漠然と不安になっちゃったりするんだよね。いや、これもまた漠然と、で、はっきりと認識はしていなかったんだけどさ。

 あとがきにこう書いてありました。
 
 結婚しないと不幸せ、といわれてきた。
 でも結婚しなくてもそれなりにハッピーだった。離婚したら人生は終わり、かと思ったが、してみたら全然OKだった。親にならなければ半人前、といわれたが、成熟へ至る道は、親になることばかりではないことも知った。シングルであることは、ちっとも「カワイソー」でも「不幸」でもない。

 この言葉がどんなに心強いことか!!



 もう一つ、抜粋。『柳澤桂子 いのちのことば』より抜粋されていた文章だけど

 宗教書、哲学書、文学書などを乱読するうちに、(中略)
 人間であることの悲しみが薄らいだわけではない。
 本を読むことによって、
 むしろその悲しみは動かしがたいものになっていった。
 しかし、そのほんとうの悲しみを知ってしまったのは、
 私だけではないということに気づいたのである。

隠し砦の三悪人

2008-05-31 21:02:10 | ジャニコン、舞台、イベ
 見てきました。
 面白かった。うん、面白かったよ。好きだ。うん。考えることはあまりない。面白かった。わかりやすかった。うん?うん。ってか、考える必要はなかった。??いやーーー、考えようとすればあるかもしれないんだけど。

 松潤君の顔がきれいでねー。あんなに汚い格好をしていても、きれいでねー。いやー、きれいな顔の人は何をやってもきれいなんだねー。あんなきれいな顔に「ずっと一緒だ」・・・とかね、言われちゃったらね・・・そりゃ・・・。いいなあ

 パンフで脚色が劇団☆新感線の方と知って、「うん!!っぽい!!」って思いましたよ。そうだよ。なんというか、テンポとか、スピード感が。好きな感じ。うん。好きな感じ。

 面白かったです

第17捕虜収容所

2008-05-31 20:04:12 | ジャニコン、舞台、イベ
よくわからなかったよ。 むずかしい。 ややこしい?

舞台が重いんだよね。いや、特殊なんだよね。その特殊なところでの人間模様に重きをおくのか、サスペンスに重きをおくのかっていうね、どうも、奥をよみたくてねぇ。

とりあえず、健君が近くにくるたびに「きれいな顔だなぁ」とにやにやしてました(^-^)。

それぞれの、人間模様の舞台でしたかね。そうだね。サスペンスと思うからよくない。

だったら、健君、スパイの役や、監守の役だったら面白かったのに。

もう、それぞれが主役みたいな劇だったから、それだったら内面に不安や葛藤のある、裏表のある役をやって欲しかったなぁ。
健君の役も裏表はあるけど。いや、でも、かなり分かりやすい。
観劇後しばらくして気付いたんだけど、捕虜よりも、スパイの方が、絶対切羽詰まってるよね。そこメインにしたら面白かったと思うのに。切羽詰まってるはずなんだけど、最後まで人間味がなくて、残念でした。迷ったり、後悔したりしてほしかった。「あいつだって逆らえなかったんだよ」って本当だと思うからさ。

監守も、なかなか内面は複雑だと思うよ~。いやぁ、メインにしたら、なかなか面白いと思うよ~。

捕虜はね、背景を読み間違えてるかなぁ?強制収容所のユダヤ人の捕虜に較べると、境遇がだいぶいいし、アメリカが勝つって分かってるし、それは当時でも分かり切ったことだったんだろうと思って見ていたので、脱走する人の気がしれなかったけど。

でも、どっちが勝つか本当にわからなかったのかなぁ?もしかして負けるかもって思っちゃうのかなぁ?

そうとなると、どうなんだろう?その割には、みんな割りと呑気だったんだよねー。

最後はショッキングだった。スパイが殺されちゃうところ。やだな。嫌いだ、ああいうシーン。そもそも戦争ものが好きじゃないかも。戦争ものでも、「戦争はいけないな」とか「誰が悪いとかいうものではないんだよ」とかいうメッセージがわかりやすく込められているのならいいけど、「そこはおまかせします。自分で考えてください」みたいなのもちょっと嫌かも。

そうですねー。


結果、
見足りない!!

健君をあまり見た気がしなーい。もっといっぱい見たかったー。

健君、笑わなかったし。カーテンコールでも笑わなかったし。でも、カーテンコールで袴田さんを見上げる健君はめちゃくちゃかわいかった!!!
なんで世の中にはあんなきれいでかわいい顔が存在するんだろう。好きだ!!!