Mon´の日記

アーティストMon“Design-NeT”の日記。
HALE to KE(ハレとケ)な日々。
時々広島弁。

8月6日8時15分

2009年08月06日 22時43分30秒 | Weblog
広島生まれ広島育ちのMon'は、この日この時間を忘れたことは一回も無い。

実は、Mon'の おばあちゃんは原爆にあっとっる。
おばあちゃんが その日のに体験した事を、Mon'は自分の事みたいに語れるよ。

だって、物心ついた頃から 毎年8月6日はおばあちゃんが家に来て、原爆投下の日の事を語ってくれる日じゃったけー。

おじいちゃんが、
「子々孫々に、自分達が体験した事を語っていこう。二度と戦争こさないように、子供や孫に語っていこう。」
って言いよったのを、おばあちゃんは実践しよったんよね。

広島以外の県て、小・中・高校で平和学習ってやりよるんかな?
広島は、小・中・高と平和学習あったよ。
学年ごとにそういう関係の映画を見たり、戦争を体験された方をお招きしてお話しを聞いたり、平和公園へ取材に行って広島県外の方や外国人の方にインタビューして平和新聞を作ったり…

その中でもいまだに鮮明に覚ええとるんは『南京大虐殺』(あっ!今、教科書に載ってないんだったっけ?)で、実際 日本兵としてそこにおった方をお招きしての平和学習。
その時に実際撮影したという残虐な写真をスライドで見た。
ホンマに直視できんほど残虐な写真…

その当時その方自身も、それが“正しい事”“正義”“お国の為”なんだと、疑うことはなかったと…

でも、戦争が終わり…世の中が平静になってきた時…自分が、自分達がしてきた事がどんなに恐ろしい事だったのかということに気付いた時、自分自身ガラガラと音をたてて崩れるのを感じた。
残忍極まりない事を平気でやってきた自分の目の前は、何もかもが真っ白に見えたと…

そして、
『戦争の本当の恐ろしさは、人の心までも、人格までも支配していくということです。
そしてそれは、どんどんエスカレートして、あのように恐ろしい大虐殺をおこしました。
私は、生きている限り 自分自身のおかした許されない過ちを語っていきたいと思います。』

と、最後に たくさんたくさん涙を流しながら言われとった。

この日の事は、ホンマ忘れられん。
その方の言葉一言一句になんか祈りのようなものが込められとった気がした。

8月6日 8月9日 8月15日 …

毎年、Mon'にとって この日に黙祷を捧げさせて頂くのは、戦争犠牲者への祈りと、ウチのおばあちゃんや 平和学習に来てくださった方から聞いた事を、近くにおる方々から語っていきます!
と誓っていく日。



Mon“Design-NeT”
コメント (4)
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