あんな・こんな

観たり、聴いたり、感じたり・・・あんな・こんなを綴ります。

今週2回目の休息日(^^♪

2017年09月08日 14時53分36秒 | Weblog

昨日木曜日、活動の前の寄り道はナシ
新しい活動先になるため打ち合わせに行ってきました。一人で・・・
心細かったですわぁ~ 

水曜日は活動前に大急ぎで祇園四条へ
京都シネマにて:『人生フルーツ』 前から気になっていた映画です。
何処から情報を得るのか、立ち見が出る程(この映画館は自由席なんです)
私の番号は37番、思いの席にはつけませんでした。

映画の方はと申しますと・・・
むかし、ある建築家が言いました。「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」
そんな家に住む、90歳の建築家・津端修一と87歳の妻・英子の
信念ある丁寧な暮らしぶりを追うドキュメンタリでした。

何回か場面に合わせて樹木希林が聞かせてくれる
『風が吹けば 枯れ葉が落ちる。枯れ葉が落ちれば 土が肥える。
土が肥えれば 果実が実る。こつこつ ゆっくり。人生 フルーツ。』

愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンのマスタープランを作成するものの、
経済優先の計画に流されるような完成になってしまったことからか、
仕事に距離を置くようになり、高蔵寺ニュータウンに家を建て、
雑木林を作り始め自然な生活を始めるふたり。
その生活ぶりはとても自然で微笑ましいものでした。
お互いを英子さん  修(しゅう)さんと呼び合って
お互いを尊重、感謝し合っているのが画面に溢れていました。

旦那様は仰いました。「彼女は生涯で最高のガールフレンド」
奥様は「若い頃より、今の方がいい顔してる」って・・・ 素敵です
撮影中に修さんは旅立たれました。 庭仕事のあと昼寝をすると言ってそのまま・・・
その場面も画面に映し出されていました、安らかな顔が。

修さんの最後の仕事は伊万里市の医療センター設計でした。
完成を目にすることはできませんでしたが、
高蔵寺ニュータウンのマスタープランでできなかったことを、ここで実現できたのではないでしょうか
このお仕事の謝金は固辞されていたようで、ご本人は夢が叶ったと思われたのでしょうね。
清々しいステキな映画でした。 

コメント
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