『ふすま絵・秋の特別公開』があると知り、
もりぐち歴史館『旧中西家住宅』へ出かけました。
バスを降りてから思いっきり道に迷い、辿り着くのに
時間がかかりました。方向音痴なもんですから…
大門(馬乗門) 濠(昔はもっと深かったとか…)
受付に声をかけるとおっちゃんが出て来て、
入場券とパンフレットをもらっていよいよお屋敷へ。
ここは武家屋敷であり庄屋でもあったそうで、少し違った
造りになっていると説明していただきました。
左は大玄関への門。 かまどの向こうにある もりぐち大根は 大八車と呼ぶのは、
小窓は現代の換気扇。 漬物用? 大男8人分の
仕事をするからですって。
この中西家と言うのが凄いみたいです。『太平記』に出たり
後には『河内名所図会』にも出てくるみたいですよ。
それに、それに、中西家所縁の娘「於亀」があの徳川家康の側室になり、
家康の第9子(尾張・徳川義直)を産んだことにより、
幕末まで「尾張藩大坂天満蔵屋敷奉行」等の役職を代々務めることに
なったと書いてありました。
武家特有の構え『蟇股』のある梁をくぐって書院座敷へ高位の訪問者を通します。
お茶室 お茶室から庭を… にじり口からのお茶室 座敷からの庭
座敷に上がって『ふすま絵』を観ていると、おっちゃんが親切に…
「ビデオ観ますか?」と聞いて下さいました。
ふすま絵を描いた直原玉青氏(101歳で故人となられました)のものでした。
『守口市現代南画美術館』と深い関わりのある方です。
それでは遠慮なく…と居間に案内していただき、ゆっくりさせていただきました。
おまけに、ビデオが終わると部屋を案内して下さり、色んな事を説明していただきました。
最後に、「12月になったらしめ縄作りをしますから、どうぞ」と
お誘いを受けてしまいました。何しろ見学者は、私一人だったのです。
屋敷の方から大門を…ここから馬に乗ったまま、出入りしたのですね。
バスで迷ったので、帰りは電車の駅まで歩いてみることにしました。
約30分程かかりましたが、運動、運動です。
本当は京都市美術館の『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展』に行きたかったのですが、
出かけるのが遅かったので、近場で芸術の秋を感じて来ました。
食欲の秋は暫くおあずけです。いつまで我慢できるか不安ですけどぉ~(>_<)
今日は写真、頑張ってみました