先週、立ち見しかできないので断念した映画を観賞
99歳、新藤兼人監督の『一枚のハガキ』
今日も割合年配の方が早くから並んでおられました。
並んでいる間、映画好きのおばさま達と暫しおしゃべり
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100人の兵士の中から、上官の引いたクジで戦地に赴く者。
戦地へ行くことをのがれ生き残った者。 どちらの家庭、家族にも不幸が…
そして、人間関係にも悲しいような、浅ましいような
そんな駆け引きなども見え隠れしていたように思います。
そんな時代だったのでしょうか? 終戦後とは…
所々滑稽さもあって、少しは気が抜けましたが
いつでも何処でも、弱者が悲しく苦しい思いをするのですね。
反面、人間の逞しさも覗かせています。
もし自分が死んだら、家に残した妻からのハガキを読んだと、
返事が書けなかったことを伝えて欲しいと託された、クジで生き残った男。
戦争に翻弄されたハガキの主に、戦友の遺言? を伝えに行き…
諸々の結果(詳しくは書けません。営業妨害? になるので)、
苦労の証しのような古い住み家が焼け落ち、その跡に広がる麦畑は、
生き抜いて行こうとする残された妻と、ハガキを届けた男の未来が
表現されているようでした。 一枚のハガキが繋いだ絆として。
人間って案外しぶといかも…ですね。 生きて行かなければならないのですから!
でも、周りに迷惑は掛けたくありません。
最近、戦中戦後を描いたドラマや映画を見る機会が増えました。
戦争が終わって産まれた、戦争を知らずに育った、
『戦争を知らない子供たち』の一人である私。
裕福ではなかったけれど、苦労という苦労を知らずにここまで来れた。
出会った人たちに感謝感謝です。
が、今も地震速報が流れるテレビの画面を見ると切なくなってしまいます。
自然との戦いはどうすればよいのでしょうね。
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今日も、定例の音訳連絡会議に出席する前に映画鑑賞を済ませました。
先月のような余裕の無さはなく、キチンと昼食をとって…
阪神電車と地下鉄で余裕の移動 これも、はじめのバス移動が功を奏したかな