作家 丸谷 才一さん死去

丸谷才一さん79歳(まるや・さいいち<本名・根村才一=ねむら・さいいち>)
13日、心不全のため死去。葬儀は近親者のみで営み、お別れの会を後日開く。
 
丸谷才一(まるや・さいいち)さんが13日、心不全のため死去。87歳。
山形県鶴岡市生まれ。東大英文科卒。自然主義が重んじられる日本の文壇に反発。
1952年にはグレアム・グリーン「不良少年」を翻訳、
64年にはジェームズ・ジョイス「ユリシーズ」を共訳し、注目された。
軽快で面白い長編市民小説を自らの目標とした。
長編「エホバの顔を避けて」(60年)でデビュー。
徴兵忌避者を描いた長編「笹まくら」(66年)は高い評価を受けた。
「年の残り」(68年)で芥川賞を受賞。

【2012.10.13 毎日jp より抜粋】



<当館所蔵の主な資料>
『エホバの顔を避けて』
『笹まくら』
『持ち重りする薔薇の花』
『女ざかり』
『たった一人の反乱』など


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする