知的なひねりに満ちた前衛美術作品を手がけ、「老人力」「超芸術トマソン」などの著作、芥川賞受賞でも知られた画家・作家の赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい、本名赤瀬川克彦〈かつひこ〉)さんが、26日午前6時33分、敗血症のため東京都内の病院で死去した。77歳だった。
通夜、葬儀は近親者のみで行う。喪主は妻尚子さん。作家の赤瀬川隼(しゅん)さんは実兄。
横浜市に生まれ、子供時代は大分や名古屋で過ごした。武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大)は中退したが、20歳ごろから無審査の読売アンデパンダン展などに絵画やゴムチューブを使った「反芸術」的な作品を出展。1960年に故・荒川修作らと前衛美術集団「ネオ・ダダイズム・オルガナイザー」の結成に参加した。
63年に故・高松次郎、中西夏之氏と「ハイレッド・センター」を作り、東京五輪のさなかに白衣姿で銀座の路上を清掃するパフォーマンスなどを実施した。
2014.10.27 朝日新聞デジタルより抜粋
【当館所蔵の資料】
「個人美術館の愉しみ」
「散歩の学校」
「肌ざわり」〈尾辻克彦名義〉など
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一般書
「まるごと尺八の本」
葛山 幻海∥著 青弓社
様々なジャンルで演奏され、世界中で楽しまれる尺八。その基礎知識、購入法、管理の仕方、演奏上達法、歴史、さらには都山流や琴古流など各流派の楽譜の読み方や音名も紹介する。
「バリ3探偵圏内ちゃん」
七尾 与史∥著 新潮社
電波がバリ3表示の場所でだけ生きてゆける、ひきこもりの緑子。驚くべき情報収集力と推理力で、炎上した匿名アカウントの本人を特定する。ある日、連続女性殺人事件に巻き込まれて…。『yom yom』連載を文庫化。
児童書
「絵で見る乗り物の歴史100」
マイク・レマンスキー∥絵 クリス・オックスレード∥文 ポプラ社
自動車、列車、航空機、船そしてボートなど、100種類にものぼる乗り物を紹介。広げると約2mになるワイドページで、産業革命の黎明期から現代までの乗り物のデザインの変遷が、ひと目でわかるしかけ絵本。
「ダダダダダディーマン」
みやにし たつや∥作絵 ポプラ社
ダディーマンは、どんな怪獣がきても助けてくれる、かっこいいヒーロー。一方、ぼくのお父さんは、いつもドジばかり。お父さんもダディーマンみたいだったらいいのにな。でも、お父さんはほんとうは…。3つのお話を収録。
ヤングアダルト
「時速47メートルの疾走」
吉野 万理子∥著 講談社
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「スパイスクール」
スチュアート・ギブス∥著 橋本 恵∥訳 小学館
あこがれのスパイスクールにスカウトされ、おおよろこびで転入した12歳の少年・ベン。しかし転校初日、学校内で何者かに命をねらわれた。はたしてベンは、スパイスクールの生徒として生き残れるのか…?
<TRC MARCより>
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