3147)友、遠方より来たる2019（６景目 特急しまかぜ）

　政府がとりまとめた総額13兆円の経済対策のひとつに「就職氷河期世代への支援」というのがありました。30代半ば～40代半ばが該当するそうですが、それよりちょっと上の世代である私は恵まれた環境下での就活を経て今日に至っていますので、こういう話を聞くと頭を垂れて聞くだけです。もう少し若かったら、あるいはバブル崩壊がもっと早かったら、まったく違う人生となっていたのかもしれません。



　「友、遠方より来たる2019」も最終行程です。宇治山田駅からは近鉄特急で名古屋へ戻りますが、この特急「しまかぜ」に乗るのが今回の最終目的です。この「しまかぜ」、幹事や在名の面々はすでに乗車していますが、その豪華な作りに魅了されたのでしょう、今回の行程のトリを務めます。

　となれば余裕を持って列車をお出迎えしたいところでしたが、宇治山田駅に着いたのが発車10数分前、その後も色々ありまして、ホームに上がったのはちょうど列車が入線してきたところでした。


（何とか間に合った！）

　６両編成の車内にはハイデッカー車を始めグループ向けのサロンカー・和室個室だけでなく、２時間程度の道中に関わらず車内販売や軽食コーナーがあり、幾人ものスタッフが我々を出迎えてくれました。我々はサロンカーでしたが、ハイデッカー席を１席だけ手配でき、交互に座り心地を堪能しました。

　隣席には歳の離れた男女が座っており、どんな関係かな？なんと想像していたら２人も席を立ち、入れ替わりに違う男女が座りました。我々のようにグループ内で入れ替わり座っているのでしょう。


（上等な雰囲気のプレミアムシート）

　堪能と申しましたが、小市民には少々落ち着かない時間でした。本革を使用したシートはＪＲのグリーン車よりゆったりしており、見た目はグラングラスより上等な感じ・・・そんな感想を幹事に話すと「グランクラスは高い料金の席に乗ったということがステイタスになるから、そもそも世界が違う」という答えが返って来ました。


（早くも夕暮れの伊勢）

　毎回旅の終盤になると、次回はどこへ行こうかという話題になりますが、ひとりが「現美新幹線がいい」と言い出した。さてどうなることでしょう・・・。


（名古屋に着いたしまかぜ　そそくさと回送に・・・）

　過去の「友、遠方より来たる」です。10年も続いているのですね・・・。
　　友、遠方より来たる（県内１周鉄道の旅）
　　友、遠方より来たる2015(北東北１周の旅）
　　友、遠方より来たる2016春（南東北１周の旅）
　　友、遠方より来たる2017
　　友、遠方より来たる2018
　　友、遠方より来たる2018初秋

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