「森はだれがつくったのだろう?」(ウイリアム・ジャスパン 文 チャック・エッカート 絵 河合雅雄訳 童話屋1992年3月7日初版発行 55ページ)
あの河合雅雄さんが訳した絵本。30年も前に出ていた絵本。植物と動物のうつりかわりを教えてくれる本。パイオニアツリーとは最初の木々のこと。陽当たりがよいところで育つ木のことを陽樹と呼ぶ。木が大きくなると光が地面に当たらなくなり、前からある雑草やイネ科の草は枯れる。木陰が好きな植物が生える。一種類の木や動物が新しい種に置き換わる変化を「遷移(せんい)=サクセッション」という。木や動物は時を経てほかの種にかわる。強風や落雷で木が倒れ、枯れて別の種の苗木が大きくなる。それにつれて動物も別のものになる。初期から中期、長期になると森は一変する。腐植土が増え、ふかふかした豊かな層が林床(=森の地面)にできる。動物や昆虫が死ぬと死骸は腐植土の一部になる。年をとった木の茂みの下で、低い層を「群落の下層」という。
森ができてから150年後。森はたくさんの野生の動物たちが住む。昔から立ち続けている木はない。毎日新しい木々のために空き地をつくる。死骸は無駄にならず、森の一部になる。
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