今日の「いか」は定置網ではありません！

・　　　　　　　【「いか」は漁師さん直送です！】

伊豆から帰る日曜日、家にはママ一人、「ウマヅラ」か「イカ」
でも買いましょうと定置網に行きますが
海は波高く船が大きく揺れているのがわかります
多分船上では「戦場」のような具合になっているのではと少し心配
船の戻りも遅く、漁港での仕分け準備が終わったのに
まだ作業しています。
居並ぶ人達も港に出たり、建物の影で暖を取ったりと落ち着きません

これじゃあ、水揚げは７時を回るかしら
民宿のおばさんは朝食の心配でしょうか、しきりに時間を気にします
僕も船が戻って来そうにないので、建物へ退却です
すると漁師さんが上がってきて、今日の相場でいいから「イカ」
持ってきなと声を掛けてくれます

手に取ると「キュッキュッ」と音がして生きて鮮度は抜群！
相場はｋｇ６００円、今の「イカ」は大きくて１杯0.5ｋｇですから
2杯位でしょうか？
1杯300円、お釣りなんかねえ～よ！
5杯で1000円でいいから持ってきな、二人で5杯は食べられませんよお～

（でも買ってしまうんですよね）

定置網は未だ上がりません、「イカ」５杯も買ってしまって
どうするのよ！
他の魚はもう要りません、今日はこれで十分、退散しましょうね！



お風呂行きはあきらめて、５杯分捌きますが
二人でお刺身は１杯あれば十分なのですね
お刺身には身の部分、エンペラの部分、「ゴロ」のルイベ、ゲソ少々
これでも余ってしまいます！

勿体無いけれど「一夜干し」にしましょう
生きていますから透き通るようです。これを干してしまうなんて
なんという贅沢でしょうか！


・　　　　【透き通るような新鮮な「イカ」です】

４枚の「イカ」を干したくても、洗濯バサミはありません
そもそも洗濯道具と言うものが不足しております
仕方ありませんから、梅の木に掛けます
良い塩梅に横に伸びていますから干せますが、「カラス」さんが
やってくるのは必定、今日は風が強くていらっしゃいませんが
いつもなら「金目鯛」の内臓など直ぐに駆けつけてきます

しばらくすると「カラス」さん登場ですが
梅の枝が気になり、すぐには飛来しません
ママも「カラス」さんにプレゼントはしたく無いらしく
洗濯物で周りを囲んでしまいました

（どうやら「カラス」さんあきらめたようです）

帰る頃には立派な生干しイカの「一夜干し」が出来上がって
早速横浜の食卓に登りました！