・ 【本当は４人の男の子がいたのです】
（お墓は芝生の小さな墓石です、今は茶色の枯芝ですが夏になると綺麗な緑の絨毯に囲まれます）
お墓に願い事はしてはいけないと申します、入院した母が元気で退院できますよう、新コロナの流行を抑えることができるかお願いして来ました
小さな子供に大そうなお願いをして良いのでしょうか、南無阿弥陀仏を唱えるより、友がいない無神論者で寂しい僕にとってお墓は何かを
話す所なのです、僕にとっての願いは家内安寧、息子達の仕事成就と健康、孫たちのいく末を案じて願うばかりなのです
（誰もいないお墓をまえにして、ミカンの皮を向いて座れば遠い昔を思い出す事ができるのです）
お墓は藤沢の市営墓地で昔は埋葬証明があれば横浜市民にでも分譲してくれました、北海道で生を受けてから埼玉県を経て神奈川県と
移動してきて、５０年になります、横浜市内を転々と移り住みましたが、結果的に今住んでる泉区から伊豆に向かう時、バイクで通る道沿いで
あって、しばしば立ち寄りついでに寄っています、今回も通過する藤沢バイパスが道路渋滞すると、お墓を通って帰るのが近道になるのでした
寄る予定がなく突然の立ち寄りですから花や供物はありません、途中で買ってきたみかんを添えてお墓の掃除をやれば無言で挨拶するしかないのでした
冬の平日ですから広い墓苑には人が見当たりません、前回お墓の掃除は歯ブラシを使って綺麗にしましたから、桶に水を汲んで墓石に水を挙げると今日はやることないのです、２０年位前は空いていた墓標もありましたが、今は全て埋まってしまいました、人口減でも核家族が言われて久しいし
高齢化時代ですからお墓の需要も高まっていると思います
（現役の時も仕事や子育ての悩み、降りかかるリスクの相談、報告などを自問自答でぶつけておりました）
漫画の前田利家を見ていたら、実弟に佐脇良之の記述がありました、徳川家康に拾われたが三方ヶ原の戦いで、武田信玄に一矢報いて討ち死にしたとありました
（信玄はその時の傷で一命を落としたとあり、京を目前にして甲斐の地に帰ったとありました）
