しいたけの伊豆高原情報と放浪旅

(伊豆をバイクで回って10年、伊豆高原に住んで26年目に突入、いろんな事がおこりますねえ!)

石巻市:ありえる光景なんだけれど!(5月5日)

2011年05月28日 | 災害・地震・津波・原発脅威
・            【石巻市は仙台市と隣接して産業都市です】

従って海岸にはコンビナートがあって、大小様々なタンクがありました!

この大きな物が単純に移動してきた訳ではないとおもいます、ドンブラコ、ドンブラコ
と右に左に湾内を揺れ動いてきたはず、時には回りを危険な目にも合わせたでしょう
最後の引き波の時、海に出られず、テトラや堤防に引っかかったのです

(日常あってはいけない所にあるような、不思議な感覚で見ていました)

石巻市は工業都市でもありますから、沢山のタンクがありました、2カ月たって小さい物は
片づけられていますが、運べない大きな物が残ってるので解体するしかないと思います!



これ位破壊されると再建は難しい、更地にしてスクラップ&ビルドしかないと思います


・           【復興というのはその事なのです】

古い建物や設備を取り壊して、最新の設備が導入できれば少ない人材で品質の良い物が
短納期で生産されると、以前にもまして経済活動が期待できる
生産効率が上がって復興に弾みがついて、競争力を回復して皆さんの事業意欲が高まれば
文句ない所ですが、これをやるには資本主義ですから金融政策、補助金支給、制度の見直しと
助力や援助を与えねばなりません!

(政治家の皆さんには権力闘争に明け暮れないで本当の政治力を発揮して貰いたいと思います!)



こちらではタンクと漁船が堤防の上に仲良く鎮座です!


・            【漁船とタンクのコラボレイションです】

どちらが先に復旧するでしょうか?
タンクは多分スクラップですが漁船はクレーン船がくれば再び活躍するでしょう!

海は静かです、津波の引き波で戻された瓦礫が埋まってると聞いています
早く浚渫工事をして瓦礫を引き上げて元の港に戻して貰いたい、内陸部にあった工場は
地震でやられています、津波がなかっただけでも幸いと考えましょう

(在庫ゼロ、ジャストインタイムで効率良い組み立てライン工場中心の生産ライン
 では震災に弱かったのです、たった1個の部品の供給が間に合わなければ
 生産がストップしてしまいます、中越地震の経験が生かされていません、それとも
 余りに被害が広範囲に拡大してしまったのでしょうか?)

コアコンピダンスを追求するあまりに複数の会社で部品を供給出来ないのでしょうか?



この船は全く損傷がないように思います!


・          【いつでも世界三大漁場の三陸沖に出港できるのですが!】

魚網に漁具だってあるのに、本当に陸に上がっているのです
それが問題なのです、陸に上がった船はドックでしか見たことがありません!

船はクレーンで吊るせば海に戻ると思いますが、母港に受け入れ設備はありません
早く復興して三陸産の魚貝類が食べたい、「生さんま」の時期までには市場機能が
復活するのを期待しております
原発放射能が黒潮に乗って北上しますと新たな問題を生じます、60歳を越えている人
にとっては寿命に影響ないレベルだと思っておりますから、どんどん関東方面に出荷
してもらいです!


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