しいたけの伊豆高原情報と放浪旅

(伊豆をバイクで回って10年、伊豆高原に住んで26年目に突入、いろんな事がおこりますねえ!)

石巻市:液状化で機関車も沈んでいます!(5月5日)

2011年05月29日 | 災害・地震・津波・原発脅威
・           【液状化で貨物機関車が砂に沈んでいました】

石巻港は仙台湾に面して大きな埠頭が並んでいます、貨物の引き込み線も走っています
線路は地震の液状化でしょうか、凸凹とゆがんで波打って機関車の走行は不可能のように見えました

(しばら行くと機関車自体が枕木に沈んでいる所を発見できました!)

石巻市は宮城県第2位の都市です、瓦礫で狭まった道路には渋滞が始まっています
バイクでもすり抜けは難しい、道なりに真っ直ぐ行くしかありません

(瓦礫のそばはパンクの危険がはらんでいるのです!)



この2日間で震災慣れした目で見てもこの被害は酷いものです!
港を横断する大きなベイブリッジが海沿いを走っています、早速乗って見ますと市内が全貌できますが
道が狭いし、トラックがピタット肉薄ですから停車して写真をとる事ができません!


・            【大きなビルは頑丈に出来ています】

やはり100年一度の津波に関しては防潮堤の高さが問題だったのです、4,5mでは全く
歯が立ちません、10mでも破壊されていますが15mではそれなりの効果はあったと思います
5mの防潮堤を15mに引き上げるには予算も3倍所か10倍位掛かると思いますが
100年後の防災に関しては造らねばなりますまい!

(15mの防潮堤なんてとお思いでしょうが、それを造った岩手県普代村では損害は殆どなかった
 と伝えられて、今は亡き村長さんが感謝されておりました!)



この一面の破壊の跡は絶対に記憶する必要があります


・            【今回の地震は典型的なプレート型と言われてます】

沈み込む大陸プレートのひずみが長年に亘って溜め込まれて100年分のひずみが一辺にゆり戻す
ので必ず100年後に大地震が起こるのです

(今回被害の無かった松島だって大昔の地震の跡だと思います!)

反対にほぼ100年間は地震や津波の大震災はないと考えるのも一つの考え方だと思います



ここにもタンクが転がっている非日常の世界です!


・            【人々は何事も無かったように生活しています】

大きなタンクが横たわっているのに不思議そうに見ているの僕一人、2ヶ月もたつと非日常は
日常になっていくのです

津波に備えて高台に住宅街をとの考えもあります、漁業中心の経済を考えると港の傍に住居を
構えたい気持ちもわかります、これからの都市計画は難しい舵取りが必要になります

(残念ながら命は地球より重たくないのです!)



火力発電所も運転していないと思います!


・            【大きな建物の間に「こいのぼり」が翻っていました】

発電所の大きな建物の間のロープを通して「こいのぼり」が風に乗って翻っていました
破壊の中に正常な「人工物」がありますと何故か落ち着きます
発電所は休業中、大きな建物の間に挟めれて泳ぐ「こいのぼり」を浮かべたのは
復興を願っての事だと思います

(今日は「子供の日」ですから尚更ですね)



こんな所にも大きな船が転がっていました!


・            【被災地の日常の姿がそこにありました】

まだまだ被害は大きく、目がなれてしまっただけ、地震や津波の被害は忘れません

2ヶ月たちますと被害の酷さばかりに右往左往しては始まりません、現実を認識してここから
始まる復興を願って被災地を去ります

(石巻からは高速道路に乗ります!)


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