映画@白いカラス

2005年12月05日 14時02分06秒 | 映画 さ行
白い肌に、秘密を隠して生きてきた男。
白い心に、無数の癒えない傷を抱えた女
偶然の出会いが、二人を過去の籠から解き放つ

マサチューセッツ州の名門アテナ大学の学部長をつとめる
コールマン・シルクは、ユダヤ人として初めて、
古典教授の地位にのぼりつめた権威ある学者であった
が、勇退を目前に、講義中に発した「スプーク」のひとことで
黒人学生に対する差別発言だと非難され、
辞職に追い込まれてしまったのだ
しかもその知らせにショックを受けた妻は、
心労からあっけなくこの世を去ってしまった。。

半年後。。作家のネイサン・ザッカーマンを訪ね、
職と妻を失った経緯を本にしてくれと依頼する
「自分で書いたらどうです?」と応じるネイサン
そして、2人の間には不思議な友情が芽生えていく
励ましを受けたコールマンは、怒りを執筆により
発散させることで徐々に生活のペースを取り戻していった

それからしばらくして、コールマンに恋人ができた
フォーニア・ファーリー
義父の虐待、ベトナム帰還兵の夫レスターの暴力、
そして子供の死という悲惨な過去を背負った彼女は
清掃の仕事をして生計を立てているまだ若い女性だった

もはやフォーニアなしでは生きられなくなっていたコールマン
「これは私の初恋でもないし、最高の恋でもない。
でも、最後の恋なんだ」

コールマンは50年間、長年連れ添った亡き妻にさえも
隠し続けた、自身の出生にまつわる秘密をもっていた
一方のフォーニアも、心の最も奥深い場所に傷となって
残っている出来事を、誰にも打ち明けずに生きていた

最後の恋人であるだけでなく、最初で最後の理解者を得た
コールマンは、50年におよぶ偽りの人生に終止符を打つべく、
フォーニアに告白するのだ、
自分はユダヤ人ではなく黒人である。。と。。

かなり「重~いテーマを静か~に語る」感じですが。。
映画の印象がちょっと薄~い。。
自分を偽つわらなくては生きていけなくなった人種差別問題、
そして、家庭内暴力、幼児虐待、心的外傷後ストレス障害など、
アメリカが抱える様々な問題を取り上げているものだと思うけど、
やっぱり人種差別自体が、ピンと来ないせいか。。
結局??

ただ、「白いカラス」という邦題はいろいろな意味を
持っていると思うけど、ストーリーの最後には納得
良い題名だと思った

黒いカラスの中に白いカラス。。
自分を取り巻く周囲との違和感、群れに馴染めず苦しんでいる、
そんな孤独感って誰もが持つ時があると思う
自分が本当に居心地のいい場所ってどこだろう。。
お互いが理解し合える、偽りや嘘の無い所が理想かな

やっぱり二コールは美しい度 


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2 コメント

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渡辺満里奈 (はな)
2005-12-05 23:19:49
はじめまして、突然のメールで申し訳ありません。10/16の渡辺満里奈のピラティス道というタイトルを見て今書いております。

10月5日放送のザ・情報ツウ(渡辺満里奈ゲスト)を録画されておりませんでしょうか?もし録画されていましたら譲っていただけないかと勝手なお願いを申し上げてごめんなさい。もし録画されていましたら宜しくお願いします。
返信する
残念ですが。。 (satty)
2005-12-06 09:21:09
はなさん

ご訪問ありがとうございます

残念ながら、録画してないです

お役に立てなくてごめんなさい。。

返信する