映画@ミスティック・リバー

ボストンの貧困地区
路上ではジミー、デイブ、ショーンの
３人組がボール遊びに興じていた
警官を名乗る２人連れを乗せた不審な車が、少年たちの傍に停まる
３人の内からデイブだけを車に乗せ、静かに走り去った
数日後、デイブは暴行を受け、無残な姿で発見される。。

それから25年、殺人事件が発生。。被害者はジミーの娘だった
捜査を担当するのは、今は刑事となったショーン
3人の関係が再び蘇る。。が、やがて捜査線上にデイブの名が。。

子供の頃の虐待がトラウマになった男、最愛の娘を殺された父親、
妻と別れて暮らしている夫。。
性的虐待、トラウマ、殺人
約130分、終始緊張感の途切れない凄い作品だった

「もしも自分があの車に乗っていたら。。」それぞれがその事に
付きまとわれていた

道路にＤＡとまでしか書けなかったデイブ、彼の人生はあの時
終わってしまったのかもしれない、そしてデイブは再び殺された。。
昔手にかけた男の息子に自分の娘を殺される事になるジミー
まさに神が仮を取り返しに来た
川が流れるように、過去は今へ繋がり、流れていくという事なのかな
でも、デイブだけが辛い運命だったのが悲しい。。

印象的なのは、最後のパレードのシーン。。
ジミーは自分の刺青と同様、十字架を背負って生きていくんだ
殺されたデイブの妻は不安な顔で子供の姿を探す、ショーンは妻と子供が
戻り、ホッとした顔をしている、そしてジミーの妻はどこか勝ち誇った
顔に見えた。。ここにそれぞれの行く末を見た気がした
そこでの、ショーンの見えない拳銃で撃つシーン
「俺はわかってるんだぞ」という言葉の表現なのか、
友好的な意味なのか。。理解不十分のまま
「いかようにも受け止めてくれ」と言われているようだった

そして、川はまた静かに流れ続ける。。

やりきれない、重い作品だけど、クリント・イーストウッド監督、
ショーン・ペン、ケビン・ベーコン、ティム・ロビンス
キャストが豪華で、見ごたえありでしたわ


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