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里山の移ろい

写真付きで日記や趣味を書く

小正月の楽しみ

2018-01-14 13:56:36 | 日記

私たちが子供であったころ、

小正月も、楽しく待っていたものだ。

当時の農村の各家々は、

かやぶき屋根で、大きな大黒柱があった。

 

その大黒柱に、団子を刺し終えた大きなミズノキが結わえられていた。

つまり、粉餅を臼でついて団子刺しをする習慣があった。

 

真夜中になると親父や兄たちが「ヤ―ホイホイ・・・・」、

と、大きな声で何度も叫んだものである。

つまり「鳥追い」をしたものであった。

 

また、14日の夕方になると、中学生以下の子供たちは袋を下げ、

5~6人集まり「餅もらい」と称し各家々を回った。

中でも、家族の誰かが厄年の方が居れば、

紅白の餅とミカンを頂けた。

 

当時、ミカンなど中々食べられない時代、

厄年にあたる家を優先して回り、

ミカン等をゲットした記憶がある。

 

そんなこともあったので、子供たちにとっても、

楽しく待ち遠しいものであった。