さとみん絵本の世界

さとみんおすすめの絵本や本(児童書が主)と、うずまいている日々の迷いや気づき!!

へそのお

2006-05-31 | 子どもと読んだ本
  へそのおにつながった自分を想像したいとき

key word・・・へそ へそのお入れの箱 おかあさん 安心


 「なに これ。かいの ほしたのみたい」
 「へそのおよ。あなたが おなかの なかに いたときの いのちづな」
 「へぇ、そう」

 おかあさんには、ふたり目の赤ちゃんがおなかにいるようす。
ぼくは、桐の箱の中にある「へそのお」を見て、アレコレ思いをはせる。
宇宙までもね!

なんとかのへそ、というと、何かの中心を指すことばであるとか、
外国のへそのおを入れるおもしろい箱を想像してみたり、
アメリカの先生に英語で何ていうのか聞いたりする。

でも、ぼくがおかあさんにだっこされつつ、
おなかの中にいた時のことを想像してしあわせそうな顔をしているのが、
とってもかわいい。
どの子どももおかあさんとへそのおでつながって、
胎内で育まれて
誕生するのですね。

あたり前だけど、改めて
へぇーー、そぅ。

我が子に読んだあと、実際に箱の中にはいっている「へそのお」をみせた。

 なんか気持ち悪ーい

と言いつつも、興味深げにみていた。

うん、はっきり言って、はなくそのでっかい版みたい。
それが桐の箱に入っているから、変に特別っぽい。
でも、大事!

 中川ひろたか/作  石井聖岳/絵   PHP研究所