Once-in-a-lifetime chance(一期一会)

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映画「悪人」

2010-10-03 | Weblog
9月25日は朝から悪人を観に行って来たよ。

普段は私が観に行かないタイプの映画だと思うけど、深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞に輝いたと言うことで、お祝いに観に行って来たよ。


あらすじ:
長崎在住の清水祐一(妻夫木聡)は、博多で働く石橋佳乃(満島ひかり)と待ち合わせをしていた。

しかし、待ち合わせ場所で佳乃は他の男増尾(岡田将生)の車に乗って行ってしまった。

佳乃を追いかけた祐一は、福岡県の三瀬峠で彼女を殺してしまう。
その後、長崎でいつも通りの日常を送っていた祐一は、以前出会い系サイトでメールをやりとりしていた馬込光代(深津絵里)という女性と会うことに。

ホテルでお互いを求めあった後で、祐一は光代に佳乃を殺したことを告白するのだが…。


解説と私の感想(ネタバレあり):
吉田修一のベストセラー小説を『フラガール』の李相日監督が映画化。

この作品で描かれるのは、他人と理解しあうことなく、孤独な日々を生きている人間たち。

彼らは他者との触れ合いを拒絶しながらも渇望しており、ちょっとしたきっかけで犯罪に巻き込まれていく。彼らは善人でも悪人でもなく、善人でも悪人でもあるのだ。そんな二つの顔を持つ主人公・清水祐一を演じるのは、妻夫木聡で、髪を金髪に染めてこれまでのイメージとはかなり違っていたね。

又、馬込光代役の深津絵里も、清純派のイメージをかなぐり捨て、出会い系で始めてあった男といきなりホテルに、、、生身の女性の姿をリアルに演じていたよ。

それと殺された、石橋佳乃の父親(柄本明)と祐一の祖母(樹木希林)の2人はいい味を出していたよ!(^-^)//""パチパチ


普段は祖父母の面倒を見ながら一生懸命働いて、車を飛ばすのが唯一の楽しみの祐一がなぜ殺人事件を犯したのか?それは彼女が他の男に乗ったなんていう単純な理由だけじゃない。

石橋佳乃が憧れていた増尾(岡田将生)に偶然会った事や彼女がその前に友達と酒を飲んで鉄鍋餃子を食べていた事や、二人の車を祐一が追いかけたとかいろいろな事が。。。

一方、石橋佳乃の父親(柄本明)と母親(宮崎美子)は娘がなぜ殺されたかわからず、一人暮らしなんかさせなければとか、悪い男にとか考えていたけど、実際の娘はし今時の女の子で、出会い系で祐一と出会い友達には酒を飲みながら、彼は車を飛ばすのが好きなしょうもない男だけどHだけはうまいなんて話していたし、山の中で置き去りにされた後でつけてきた祐一が送ろうかと言った時に、あなたにレイプされたなんて。。。。。


又、祐一の祖母(樹木希林)なんてマスコミの取材陣に取り囲まれ、馬込光代と同居する妹も。。。


偶然殺人を犯してしまった祐一は馬込光代に本当のことを告げる、、、しかしその後も二人は逃げ続け町外れの灯台で過ごすが。。。



私達だっていつどんな事件に巻き込まれるかもしれないし、犯罪を犯してしまうかもしれない。
個人的に絞殺の殺人は犯さないとは思うけど、車の事故とかなら考えられるな。

その時、母や兄きや家族がどうなるかと思うと、ちょっと怖かったね。

確かに原作は良く出来てるし、脚本も監督と原作者が共同で書いたらしいから良く出来ていたし、映画自体も良く出来ていました。

ただ、おくりびとの葬式は誰でも経験することだけど、殺人を経験する人はすくないと思うし、個人的に重要視する観終わった時の気分はおくりびとやフラガールと違ってもう一息。

最後に、満島ひかり って可愛い顔してかなりえぐい役やっていたから、彼女が映画初主演して新人賞をとったという「愛のむきだし」でも観てみようかな!(笑)

私の評価は、とてもよく出来た映画楽しんで見られたから、
★×8

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
話題作 (モモ)
2010-10-04 05:33:29
話題作だけに気になってます。(^-^)/
人とのかかわりかぁ。めんどうなときもあるけど、大切…。今日1日、仕事以外の人と何人話したかなあ。家族とスーパーのレジの人と…。結構少ないかも。休憩中の職場の会話って貴重なのかな。
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