「ザ・バンク 堕ちた巨像」

４月４日の土曜日は朝から公開初日の「ザ・バンク　堕ちた巨像」を観に行って来たよ。



あらすじ：
インターポール捜査官のサリンジャー（クライヴ・オーウェン）は、ニューヨーク検事局のエレノア（ナオミ・ワッツ）と共に、ルクセンブルクに拠点を置く国際メガバンクIBBC銀行の捜査を続けていた。

内部告発をしようとした銀行幹部との接触のためにベルリンを訪れたサリンジャーだが、検事局員を目の前で殺され、また告発者も事故死に見せかけて殺されてしまう。

証言を得るためミラノを訪れたサリンジャーとエレノアは、軍事メーカーの社長から銀行が武器取引に関与していることを聞きだすが…。




私の感想（ネタバレあり）：
武器の取引で世界を思うように動かしたい銀行とそれを暴こうとするインターポール捜査官とニューヨークの検事が銀行の秘密を外部に漏らさないように殺し屋に始末させた人達の事を調査して殺し屋を追う姿を通して、儲かればなんでもやる銀行の投資部門の内幕を描いた社会派の映画だけど、結局正攻法では解決できないところが結構現実的だったりして！(^^ゞ


途中で、この取引の事は各国の主な機関、例えばＣＩＡやＫＧＢとかはみんな知ってるから結局表沙汰にはならないとか、銀行のトップが自分を殺しても、また別の人がトップになるだけとか言うけど、そうかもしれないという気がしたよ。


同じ殺し屋が何人も殺したらバレそうだけど、なかなかバレ無いのが映画のいいところだね！(笑)


主演のクライブ・オーウェンは良く知らないな、ナオミ・ワッツは聞いたことあるから映画も見てると思うけど、ちょっと老けた気がした。
でも、2人の頑張りが、この映画の見所だよ。


後は殺し屋を追い詰めて最後に、フランク・ロイド・ライドが設計したニューヨーク・グッゲンハイム美術館での怒濤の銃撃バトルがあるのがスゴイ！


外観はロケで、螺旋状の回廊がある内部はセットで撮ったのだろうが、派手な銃撃戦が実際に起こったらと考えるとチョー怖い！

その銃撃戦でサリンジャーが、今まで自分が追いかけていた殺し屋と手を組んで別の殺し屋と戦い、最後にはその殺し屋を助け出そうとするところも面白かったよ！

最後に、銀行や証券会社が金儲けばかり考えているから、サブプライム問題なんて発生したんだ！という皮肉にもなっているんだね！



私の評価は、結構楽しく観られたから、
★×８