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理解と混乱

2025-05-25 15:46:42 | 削除記事
 
物事を理解するのは相当に難しい。ましてや中国語を日本語に
翻訳するんですから齟齬(そご)が生まれるのか?
 
「人間万事塞翁が馬」
 
人生で起こる出来事が最初は幸か不幸か分からないことを示し
時間が経つにつれて、初めの印象が大きく変わる可能性がある
ことを教えています。 つまり、一見すると不運や不幸に見える
出来事も、長い目で見れば幸運に変わることがある。
 
そこで問題なのが、この「人間」をどう発音するのか?
調べるとマチマチで「にんげん」或いは「じんかん」です。
この結論には相当に苦慮する。
 
「にんげん」=「ひと」の意味。
「じんかん」=「世の中、世間」の意味。

ふつうは、人生の吉凶、運不運は予測できないという意味です。
なのでやはり「人間」は「ひと」のことであろう。
 
では、なぜ「じんかん」という人がいるのだろうか。
どちらの意味も不自然ではないが「にんげん」の方が語としては
一般的なので、最近の辞書は「にんげん」が主流らしい?
 
観点      内            容   
読み 「にんげんばんじ」と読むのが一般的(「じんかん」とは読ま
ない)
意味 「人間」はここでは「人の世」=「世の中」「この世」の意味
なぜそうなる? 「にんげん」という語は元々、「人の世界・人が生きる社会」も
含意しているから
中国語との関係 中国語「人間(rénjiān)」=「この世」なので、語源的には一致
するが、現代日本語では「にんげん(=人)」と読むのが定着
している

 

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2 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (なおとも)
2025-05-25 21:07:45
こんばんは!

本当に言葉・漢字は難しいですね。高校生の時「人間到る処青山あり」を、ニンゲンではなく、ジンカンと読むのが正しいと教わり、とても不思議でした。言葉は生きていて、昔は間違えとされたものが正しいとされたりするので、柔軟な頭にならなければと思います。 なおとも
返信する
なおともさんへ (Jiro)
2025-05-25 21:49:49
仰る通りですね。日本人は漢字を音と訓の使い分けが
ありますから実に面倒です。

この複雑な状態から中国語の音読みを替えるんです
から不思議な言語です。

漢字の意味から考えるとどうでも良い事ですが
拘りが強い日本は笑ってしまう程に面倒です。
返信する

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