作品: 「愛のために死す Mourir d'Aimer」
この映画は1968年のフランスで実際にあった。高校女教師と
教え子との恋愛を題材として純粋な真実の愛が世間の常識や
秩序を困惑させ、それらを法律の力によって踏みにじる悲劇。
男女の関係と言うのは不可解で簡単に解決できる問題ではない。
両親の立場から考えると非常に深刻で判断が鈍る。何が正解か?
我が国においてもこんな話題の作品は多い。全く同じの物もあり
ストーリーが類似している。書き切れないので割愛する。
ある高校の新任数師・二児の母親(30)は夫と離婚した。
型破りで生徒の人気があった。17歳の男生徒は共感した。
彼の両親は、女教師との関係を歓迎していたが母親は何かが
変だと感じ始める。問題が発覚した。彼女は一線を越えた。
純粋な愛に生きようとしたが両親は憎悪に燃え生徒達の父兄も
醜聞を消せと署名を集めた。その為に、教師の職を追われる。
息子を引き離す為、民生委員に訴えたが、生徒達は二人の力に
なろうとし、遠い山中の寄宿学校に逃亡させた。しかしその後、
すぐに学校につれ戻される。
両親は、未成年誘拐の訴訟へ発展させる。判事は家宅捜索を
行った結果、逮捕されて刑務所送りになる。男生徒は釈放を条件
に少年院に入いる決心を固めたが父親の指示で精神病院に入院。
堪え切れず病院を脱走した。祖父の許へ息子を預けることを
提案し、抵抗空しく従う。一方、女教師は、彼を助ける為に
再び刑務所に行くことを条件に取引する。
そして、1月半後、未青年者誘拐の裁きを受ける為、法廷で
裁きを受ける。判決は有罪・執行猶予一年。その結果、ついに
劇的な結果が待ち受けていた。