家猫修行はじめます

レモンの家族決定の記事には、本当にたくさんのお祝いのコメントをありがとうございました。
感無量で胸がいっぱいになりました・・・。
後ほど、感謝の気持ちをこめてお返事しますね。



私には、レモンを保護する際に忘れられない光景があります・・・。
レモンを保護する為に、Yさんの持って来てくれる猫缶を待っていた時の出来事です。

レモンが箱座りになって苦痛に耐えていたすぐ後ろには、１台の飲料の自販機がありました。
そこへ、髪にカーラーを巻いた一人の年配の女性が飲み物を買いにやって来ました。

「どうしたの？！この猫？」

そんなことを言ってくれるのではないかと淡い期待をしていた私でしたが、その期待は一瞬のうちに破られました・・・。
その女性はレモンを一瞥すると、何事もなかったかのようにお金を自販機に入れ、飲みたい飲み物を選び、取り出し口からその飲料を取り出し、そして全く表情を変えることなく去って行きました。

「あなたの目の前で、こんなに苦しんでいる猫がいるんですよ！」

私はそう叫びだしたい気持ちを必死で抑えました。
悲しくてたまりませんでしたが、これが野良猫の現実なんですよね・・・。

レモンに限らずですけれど、このように今までは誰にも必要とされなかった命が、ある時から掛け替えのない唯一無二の存在になる・・・。



本当にステキなことで、私はこのしあわせを味わいたくて保護活動をしているのかも知れません・・・。




昨日は、保護したかった茶白君がやって来ました。



エサやりさんが捕獲した後、ノミダニ駆除の為に獣医さんに連れて行ってくれました。
とても助かりました。
そして去勢手術はする予定ではありませんでしたが、もうしても全く問題ないと言われたそうで去勢までして帰ってきました。^^;



昨日は「シャー！シャー！」言いながらも、こっそりとフードを完食（笑）
夜中には、猫砂に大きな大きなシッコ玉を作りました（いい子♪）

今日の昼までは、ケージの２段目にずっと固まっていましたが、少し経って見たら、ペットヒーターにベッド完備の３段目に移動してました（賢い♪）
（上の２枚の写真は移動後のものです）



この子を見ていると、いやでも口から血を流しながら姿を消した茶トラの子や、リリースしてから戻らない子の存在を思い出します・・・。
きょうだい３匹仲良く日向ぼっこをしていた姿が蘇り、私の中ではまだ消化が出来ていないのです・・・。

だから他のきょうだい二人の分まで幸せになるように、この子の未来がしあわせに包まれるようにという願いを込めて、名前を「みらい」にしました。

「いつ里」デビューは、まだまだ先と思われますが、家猫修行を頑張ります！


～おまけ～

「遊んで♪」と、お気に入りのおもちゃをさくらに持って来たちゃぴこ（笑）




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