【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫

2chの佐々木スレに投稿されたssの保管庫です

佐々木スレ6-671 小ネタ

2007-05-08 | 佐々木×キョン×ハルヒ

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 07:41:47 ID:C9M3D0Aw
『涼宮ハルヒの分裂』のハルヒと佐々木の立場台詞をまるまる置き換えた文章を書き起こしていたが、
あまりの文章量に挫折した。各々妄想してくれ。
P.73
「毎度のことながら、遅刻をするとは・・・。もう少しパンクチュアルな生活を心掛けようとは思わないのかい?
あれだけ僕が注意を促しているというのに、今日に至っては最後に姿を現すどころか、
待ち合わせ時間を過ぎてしまうところを見る限り、そういった気概は皆無であるようだけれど。
いいかい、キョン。時間というのは、そう、一秒一秒をもっと大切にしたほうがいい。
何故なら、君の時間は常に君だけのものとして在るとは限らないからさ。
今この時、今回のケースに於いては、君が待ち合わせ時間を超過して発生した時間は、
待たされていた僕達の時間と等価と言ってしまっても過言ではないのだよ。
だからというわけではないが、従来の団則の他に、今日君が遅れてきた時間の分だけ、罰金を加算させてもらうよ。
何も金銭に拘っているわけではないということはもちろん君も分かっているとは思うが、
この様にペナルティを増やしでもしない限り、君の時間に関する認識は改まりそうに無いからね。
過ぎ去ってしまった時間は何物にも代えられないとはいえ、せめて、図らずも抱いてしまった僕達の君への苛立ちの解消や、
君が”贖罪行動の遂行によって得る満足”を獲得するには、簡易且つ合理的な罰則だとは思わないかい?
ああ、遅れてしまった言い訳なら、喫茶店できちんと聞かせてもらうから安心したまえ。くっくっ。」

佐々木は一気に喋り終え、少し長めの呼吸をして、そして興味深そうな視線を俺の隣に向けた。

「ところで、君の横に居られる美しい女性は誰なんだい?紹介してもらえると有難いのだが。
もしかしたら、遅れて到着した理由は彼女に起因するのかな?」

「ああ、こいつは俺の・・・・・・」
と俺が言いかけた途中で、
「親友よ!」
ハルヒが勝手に解答を出した。

佐々木スレ6-658 「笹の葉ワルツ」

2007-05-08 | 七夕ss

658 :笹の葉ワルツ 1/6:2007/05/08(火) 04:06:46 ID:Wyz+aaZE
 たしか、そう、その日は七夕だった。塾の帰り道、ベガだのアルタイルだのそんな話しを
今にも降り出しそうな曇り空を見上げながら、お前と話していた記憶がある。佐々木と別れて、
自転車に乗ってそこから先の記憶がどうもはっきりしない。ただ、通い慣れた道だ。ぼーっと
しながらも、事故にも遭わず、俺は帰路についていたようだ。はっきりとした記憶があるのは、
風呂に入ったこと、夕飯をキチンと平らげたこと。何もする気がなくて、さっさと寝てしまった
こと、ぐらいだ。
 で、なんだって佐々木?
「だから、当時は聞きそびれていたんだが、二年前の七夕の夜、といっても深夜に近い頃だ。
キミは僕と会っていなかったか」
 そりゃ、お前と友達になったのは、二年前、中三の春だが、七夕の深夜にお前と会っていた
記憶はないぞ。
「うむぅ、となると、やはりキミではないのか。仕方がない、これ以上は埒が明きそうにない。
僕と七夕の関わり合い、僕の秘密から話そう。全部聞いてから、キミの意見を聞かせてくれ。
実は僕は七夕と僕らの出身中学にはちょっとした思い出があってね…………

「笹の葉ワルツ」

 俺が目を覚ましたのは、風によってだった。柔らかで無機質な感覚が頭の後ろにある。
すっと、顔をひと撫でされた瞬間に、眠気は吹き飛んでいた。どこまでも、冷たい無機質な手、
この手には覚えがある。冬眠明けの熊のような動きで、身体を起こす。
 公園のベンチには、去年の春の頃と同じように身じろぎもせず、一年前から座っていたかの
ような、長門の姿があった。どうやら、俺は長門に膝枕して貰っていたらしいな。ち、もう少し、
後ろ頭に鋭敏な感覚があればな、そう思わないでもない。
「長門、一体何が起こってるんだ…って蒸し暑いな……この暑さ、もしかして、“また”なのか?」
 とりあえずは、この宇宙人に状況を確認する。コンマ2ミリ、長門の顔が首肯する。
「また、三年、いや四年前の七夕か……一体、ここに、俺はあと何回来るんだ」
 今度は、髪の毛二本分くらい長門の顔が振れた。違うのか、今は何時なんだ。
「現在のあなた、からすれば2年前に相当する」
 今回は、朝比奈さんじゃないのか、朝比奈(大)さんでもなく。座ったままの長門が俺を
見上げる。そうか、今回の黒幕はお前なのか、長門有希。お前は一体、俺に何をやらせる
気なんだよ。
 長門は応えず、すっと右手の人差し指を北の方角に差す。
「この先に、中等学校が存在する」
 東中はあっちだぞ、俺はハルヒの通っていた、東中の方向を指した。
「あなたが、かつて通っていた、学校」
 俺の中学で、俺の在学中に奇天烈な事件なんか、何もなかったはずだがな。
一体、何があるんだ。
「そこにあなたを待つ、人がいる」
 今度は一体、誰がいるんだ。その質問には答えが返らなかった。まったく、どうしてこう
未来から俺を引っ張ってくるヤツは、何も話さないんだ。
 ああ、わかっているさ、既定で禁則なんだろ。


659 :笹の葉ワルツ 2/6:2007/05/08(火) 04:10:11 ID:Wyz+aaZE
 俺は口から半ばほどはみ出ていた文句を飲み込み、長門に背を向け、かつて通い慣れた道を、
自分の中学校への通学路をたどり始めた。
 ちぇ、あんな顔を見せられちゃ、問いつめることすらできやしない。いいさ、今は長門を信
じるだけだ。コレは、今の俺、あるいは未来の俺、もしくはハルヒとSOS団にとって必要な
ことなのだ、きっと。
 長門にとって、とは考えなかった。何でなんだろう。アイツにだって、親玉はいるし、アイ
ツ自身の意志ってものがあるんだって、俺は誰よりも知っていたはずなのに。


 しかし、暑いな。もっとも前の時と違い、俺は夏っぽい格好をしていた。もっとも、サイズ
が微妙に、極めて微妙に小さい。身体を動かすたびにあちこちが突っ張る。目に入る範囲では
身体に異常はないんだが、とりあえず、身につけている物を確認する。財布はある。携帯はな
いようだな。ってこの財布、俺の財布じゃない……どういうことなんだ? いや、この財布は
俺のだ、確かに。そう、今の俺ではなく、二年前の俺の財布である。
 まったくもって意味が、わからん。
 そんなとりとめもない思考を垂れ流しにしながらも、俺の両足はきっちりと俺の身体を、
中学へと届けていた。
 そこには、ひとりの女性が、校門には寄りかかるようにして、立っていた。

「誰かと思えば、まさかキミがここに現われるなんて、想像すらしていなかったな。一体、
どんな風の吹き回しだい? キョン」

 容姿は多少幼いものの、その表情は、ある意味では今の彼女よりもよく知っていた。そう、
このころ、俺は他の誰よりも、彼女と連んでいたからだ。二年前の佐々木がそこに立っていた。
「……ん、キョンじゃない? 失礼だが、あなたは、キョンの……」
 果てさて、どう説明したもんだろうか。ハルヒの時とは違う。佐々木は、俺のことを見知っ
ている。どうしたものか、俺は確かに、ヤツのことはよく知っている。生まれてこの方十六年
も付き合っているのだ。利発な佐々木のことだ、下手な嘘は通じないだろう。だから、嘘だけ
は吐かないように注意して口を開いた。嘘は吐かない。だが、真実も告げない。
「ああ、確かにキミがキョンと呼ぶ人間についてはよく知っている。たぶん、キミよりも、他の誰よりも」
 佐々木は眉を潜めて、値踏みするように俺を見つめた。
「あなたが着用している衣服は、今日、彼が着ていたものだ。だが、あなたは彼によく似てい
る、生き写しだが、彼ではない。これは一体、どういうことなのだろうね。世の中には似た人
が三人はいるとは聞いたことがあるが、ここまで似ていたら、そこには何か、作為的なものが
あるとしか思えない」
 俺は、首を窄めて、降参というように両手を広げた。世の中には告げることのできない事実
もある。言うべきじゃないこともある。今がその時で、これがそれだ。
「詮索無用という訳か、ではあなたの名前は? あなたはキョンによく似ているが、彼ではな
いのだから、そうは呼びたくない」
 とりあえずは、好きに呼んでくれて構わないが、敢えて言うなら、そうだな。ジョン・スミス
とでも呼んでくれ。
 それを聞いた、佐々木はくつくつと、転げる鈴のような笑い声を上げた。……なんか、懐か
しいぞ。この春に再び聞いた笑い声だが、二年前の佐々木はこんな風に良く笑っていた。
「匿名希望くん、そうか、キミもジョン……そうか、そうだっ。キミだ、ジョン」
 …………はぁ?
「再びキミに会えるとはな、どうしたことだ。いや、これはアルタイルが起こした奇跡なのか
な。おかしいな、あれから二年だ。半額バーゲンセールでもあと十四年はかかるはずじゃ
あないか? しかも二年前とまったく変わっていない、キミはあれかエルフかメトセラなのか」


660 :笹の葉ワルツ 3/6:2007/05/08(火) 04:13:19 ID:Wyz+aaZE
 ちょっと、ちょっと待って欲しい。佐々木、お前と会うのは初めてのはずだ。なぜ、俺のこ
とを知っている。
「その言葉は、そっくりそのままキミに返そう。ジョン、初めてあったはずのキミがどうして
僕の名字を知っているのかな?」
 そういって、佐々木はウィンクを返した。
 ぐぅの音もでないとはまさにこのことか。まったくもって、返す言葉もない。
「僕の質問には答えられない、答えたくても……か」
 俺の表情を読み取って、佐々木はそう嘆息した。このころから、佐々木は俺の顔色を読む
プロフェッショナルだった。彼女に見抜かれない嘘を吐くのは至難の技であった。
 ……いや、いま思い返せば、きっと佐々木は俺の吐く嘘など、初めっからまるっとすべて
お見通しだったのだろう。
「ジョン、答えられない質問には答えなくても、構わない。だけど、嘘は吐かないでくれ。
僕からのお願いだ」
 そう、こんな風に即座に先手を打ってくるのが、佐々木だった。
「あの時と同じ質問をするよ」
 どの時だ? いや、決まっているな。佐々木がジョン・スミスと合った二年前…俺からすれ
ば四年前の時だ。どうやら、あと最低一回は、俺はタイムトラベルを体験することになるらしい。
「ジョン、キミの知り合いに超能力者はいるかね?」
 にやけた二枚目と、人畜無害そうな笑顔を振りまく誘拐犯、そして森さんや新川さん、多丸
兄弟の顔が浮かぶ。結構、多いな、超能力者の知り合い。
 ああ、結構いるぜ。
「次の質問だ、キミの知り合いに宇宙人はいるか?」
 即座に本を読む長門の横顔が浮かんだ。何を考えているかよく分からないエプロン姿の喜緑
さん、連想的に彼女が思い浮かぶが、これは途中で止めておく、痛くもない脇腹が痛むからな。
そして、違和感の塊である周防九曜のモップ頭が浮かぶ。
 宇宙人の知り合いも……増えたな。
「次だ。キミの知り合いに未来人はいるか?」
 即座に、メイド姿の朝比奈さんが浮かんだ。ああ、こんな瞬間にも、あなたは実に愛らしい。
そして、特盛りの朝比奈(大)さん、パンジーの花壇は記憶から追い払う。……アイツにも(大)
がいるんだろうか? そして、何よりこの俺が未来人なのだ。だが、これは答えられない。
「ふむ、これには答えがない……と、そうだ。異世界人なんてのはどうだね」
 それはまだ、知り合っていない。だが、知り合って分かるものなのかね。
「……さてね、超常の知り合いなど、僕にとってはキミだけさ、ジョン。コホン、さて最後の
質問だ……重要な質問だから、よく考えて、答えてくれ」
 咳払いして、佐々木は俺を真剣な眼差しで俺を見つめた。ごくり、とつばを飲み込む。嘘は
吐かない、真実も語らない、心の中で不文律を口ずさむ。
「ジョン、“今の”キミの側に僕はいるだろうか。キミの側で、僕は笑っていられるのだろうか」
 佐々木はそう聞いた。彼女は今にも泣き出しそうな、そんな不安定な表情を見せていた。
迷子の猫のような、すがりつくような、そんな瞳で、俺を射抜いた。この質問に俺は答えなけ
ればならない。じっとりと湿った空気が喉に張り付いた。
「答えて、くれないか?」
 なんで、その答えが必要なんだ。佐々木? 佐々木のあまりの必死さに、思わず、そう問い
返していた。
「質問に質問で返すな、と学校では教わらなかったのかな? でも、その質問には答えさせて
貰うよ。僕ばかり質問していて、そのフェアじゃないからね。僕には友達がいる、とても仲の
良い友達が、親友、そう親友と呼んでも、差し支えはないだろう。だけど、僕らは離ればなれ
になる。そう、十ヶ月後には、確実に」


661 :笹の葉ワルツ 4/6:2007/05/08(火) 04:16:26 ID:Wyz+aaZE
 どうしてなんだ? 俺はかつて、そうしていたように、佐々木の言葉に相づちを入れた。
「ジョン、キミがあれからどれだけの時を過ごしたのかはわからない。僕にとっては、あれか
ら二年が過ぎた。僕はいま中三だ。高校受験だよ、そして彼と僕との志望する学校は異なっ
ている。同じ学校に通うことは……おそらくない」
 そうなのか?
「残念ながら、僕と彼の実力差はそれなりにあってね。今の状況のまま推移するならば、その
差が縮まることはおそらくないだろう。もちろん、彼と同じ高校に僕が志望校を変更することは
不可能じゃない。だけど、僕はそれをしないのだ、きっと。それは僕の、僕のちっぽけなプライド
が許さない。彼と別れるのが寂しい、そんなノイズに僕は踊らされたくない。僕がいま罹患し
ているのは麻疹のようなものだ、精神的な病の一種だよ。そんな物のために、僕は一生にわた
る選択を変更したくは、ないのだ」
 それなら、なんでお前はそんなに苦しそうなんだ。
 お前を苦しめているのも、不快な雑音なのか?
「……不安、なんだ。彼にこれ以上、踏み込むのが、怖い。何時かやってくる確実な未来が、
僕には怖い。でも、彼と触れあうと、心が、身体が喜びに震えてしまう。…………彼が微笑む
のを見ているのが好き、彼が困ったように、照れて笑うのが好き、妹さんの頭を愛しそうに撫
でる右手が好き、美味しい物を食べている時の楽しそうな口元が好き、無警戒な笑顔が好き、
どこかに行きたいのに、どこに行けばいいのかわからない、そんな風に悩んでいる横顔が好き、
自転車をこいでいる背中が好き、悲しい人を見ていられなくて、動き出してしまうそんな彼が
好き、大好きなの。離れたくないの。でも、こんなのは本当じゃない、こんなのはただのノイ
ズなんだ!! 本当の“僕”じゃあない!!」
 その時、風が雨粒を運んできた。夏特有のたたき付けるような通り雨が立ちつくす俺たちを包んだ。
 こんなことをしてはいけない。理性は俺に警告を発した。だけど、俺の身体は止まらなかった。
「それなら、どうして、お前は泣いているんだ。佐々木」
 俺は両腕でぎゅっと、彼女の抱きしめ、首筋に顔を埋めるようにして、そう囁いた。
「わからない、僕には自分が分からない、だから、知りたいんだ。僕は……別れてしまっても、
再び、キミに逢えるのか。教えてくれ、キョン」
 そのまま、俺たちはじっとしていた。俺はぼそぼそとささやき始めた。
「俺のことは教えられない、そういうルールだ。だけど、俺がよく知っている男の話をする。
聞いてくれ」
 その男は、特に何も考えずに、中三の時代を過ごす。それがどんなに得難い幸せかもしらず
に、親友と一緒に一年を過ごすんだ。勉強にはあまり熱心になれなかった。ソイツなりの人並
みに、受験勉強を続けて、最初の志望校より、ひとつランクを下げて、専願で受験する。無事
に、男は受かる。彼はそのまま何となく、卒業して、中三の時の親友とはそれきり、別れてしまう。
 腕の中の佐々木がぴくりと震えた。
 男は取り立てて、何の特徴もない、県立高校で一年を過ごす。その一年については割愛する
ぜ。いろいろあっただろうけど、悪い一年じゃあなかったそうだ。
 そして、二年目の春、男は親友と再び巡り会う。そうだな、その男は約束したぜ、もう親友
を泣かすようなことはしないって。一番近くで、男の大好きな親友の笑顔を見つめている、
そう約束するよ。

 そして俺は佐々木を離した。
 通り雨はすでにやんでいた。


662 :笹の葉ワルツ 5/6:2007/05/08(火) 04:19:42 ID:Wyz+aaZE
 もう、行きなよ。ずいぶんと遅くなってしまった。親御さんが心配するぜ。
 佐々木はしばらく逡巡していが、やがて、佐々木の家の方向へと歩き出した。
 佐々木は何も言わなかった、俺も何も言わずに佐々木の背中を見送っていた。彼女が角を曲
がって、見えなくなって、しまうまで。
 俺も踵を返すと、公園へと、長門の元へと帰った。


 一年後も、そのまま座っているんじゃないか、長門は俺が立ち去った時と寸分変わらぬ様子
で、ベンチに座っていた。これでいいのか? 長門は、俺の言葉を聞いているのか、いないのか、
まったく反応しない。ただ、髪の毛が二三本、縦に揺れた。
 どうやら、この時間の俺の役目を俺は果たしたようだ。
 長門はゆっくりと、左手を上げて、俺を手招きした。長門の隣に腰を落ち着ける。長門は上
げたままだった、左手をそのまま俺の肩に回すと、豆腐でもつかむかのように、自分の方へと
俺を寄せた。何だ、また膝枕してくれるのか?
 ゆっくりと、コンマ一ミリ、長門は頷いた。今度はゆっくりと、長門の無機質な柔らかさを
右側頭部で味わう俺なのさ。
「催眠導入を開始、目覚めたら、あなたは元のあなたに戻る」
 なあ、これはどんな意味があるんだ。
「彼女にとって、今後二年間は規定事項となった。彼女は情報改変技能を保持したまま、情報
改変能力を受け付けない。情報統合思念体は彼女と涼宮ハルヒの違いから、情報改変能力の
解析のための貴重な示唆を受け取るだろう」
 ……なんだって、そう口を開こうとするが、急速に意識レベルが落ち込んでいく。長門がな
おも、何かを……。
「当該対象の異時間同位体との同期を解除、時間連結平面帯の可逆性越境情報の情報連結を解
除、バックアップデータのアップロードを……」


 俺が目を覚ましたのは、頬に触れた雨によってだった。
 ふわ、柔らかな……って、俺、何してる。ここ、どこ、今、いつ、そんで、あなた、誰?!
 なんと、見知らぬ高校生のお姉さんに、俺は膝枕されているのだった。
 あわっわわわ、転がるようにして立ち上げる俺なのだった。
 え~~と、そのすいません、なにがどうなっていたのでしょう。
 お姉さんは固まったままで、ノーリアクション。沈黙が流れる。お姉さん、セーラー服の胸
ポケットから、眼鏡を取り出して、掛けた。残念、俺には眼鏡属性はない。
 お姉さんはゆっくりと、立ち上がると、俺の目の前に立つ。なんだかな、小柄だからか、
俺よりも年下に見える。だが、お姉さんの着用しているのは確か北高のセーラー服(夏服)だ。
「あなたは……そこ……で倒れていた。暑気当たりと思われる」
 ゆっくりと、指さしたのはベンチの脇、そこにはマイ自転車が転がっていた。
 あ、それで介抱してくれてたんですか? すいません、ありがとうございました。
 ぺこりとお辞儀をする俺である。ベンチのカゲで、横倒しになっていたママチャリを起こす。
「……待って」
 お姉さんが俺の、右頬に手を当てた。な、なんでしょう。
「……もう、大丈夫。……蚊が、いた」
 あ、そっすか。不思議な雰囲気をたたえた先輩からそっと離れる俺なのさ。でも、美人だね~。
 こんな先輩がいるんなら、北高もいいかな~。
「そう…………待っている」


663 :笹の葉ワルツ 6/6:2007/05/08(火) 04:21:14 ID:Wyz+aaZE

 いつもの喫茶店で、飲み慣れたブレンドのカップをソーサーに戻しながら、俺は佐々木に返
事を返した。
 七夕かぁ。今、振り返ってみれば、俺が志望校を、北高に決めたのは、その当たりだったよ
うな気がするな。
 まぁ、志望理由は学力的に適当だったこと。自転車通学が可能な距離だったことが大きいん
だが。まぁどっちにしろだな、佐々木よ。俺はお前にあった記憶だけはないぞ。
 うん、神に誓って、ないな。
「ふむ、そうなると……そうか、そういうことか」
 佐々木は俺の言葉も無視して、ひとり得心することがあったようだ。心なしか頬が緩んでい
るようにも見受けられる。
 なんだよ、何か思い当たることでもあったのか?
「いや、結構、今日の話しは忘れてくれて、構わない。どうやら、まだその時ではなかったようだ」
 おいおい、どういうことなんだよ、ちゃんと説明しろよな。
「まぁ、待ちたまえ。いずれ、キミにも今日のやりとりを理解する日が来るはずだ、そうだな、
これくらいは教えておいて構わないだろう。あの日の熱い抱擁を僕は、一日たりとも忘れたこ
とはなかったよ。キミがいくら覚えがないと言い張ろうが、約束は絶対に果たして貰うからね。
僕は結構、計画的で執念深いのだ」
 はぁ、お前は何を言ってるんだ、ミルコっ面で、そう返す俺なのさ。この春の陽気で、どっか
やられているんじゃないだろうな。
 そんな俺を見ながらも、佐々木はにやにやくつくつと笑っていた。ちょっと、怖い。
 ちなみに、俺には本当に心当たりがない。佐々木が何のことを言っているのか、知っている
人がいたら教えてくれよ。

佐々木スレ6-654 小ネタ

2007-05-08 | その他佐々木×キョン

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 02:56:21 ID:7X2w7pwC
世界を落ち着いて眺める佐々木さんの団において、
キョンに酷い扱いを受けるのは橘であり、デレる役はパンジーである。
九曜は我が子のように可愛がられる。
そして我らが佐々木はキョンの後ろの席で毎日夫婦漫才。

素晴らしいショーだとは思わんかね。


655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 03:32:20 ID:yq03njrp
>>654
その意見については僕は断固として否と言わざるを得ないね
別に君が即興で考えただろう団体名に文句があるわけじゃない
橘さんが酷く扱われることも藤原さんにデレるというトンデモ話も見逃すし
九曜さんを子供のように可愛がる光景というのも微笑ましい限りだ、認めよう。
だけどだ、後ろの席で毎日夫婦漫才という一行だけは断固として認められない
キョンと僕は常に対等でいたいんだ、前後や上下の関係なんていらない
僕が求めるのは常に同じ視界を共有できる”隣”だけだよ、キョン

「結局のところ何が言いたいんだ佐々木よ」
「つまり、これからは君の後ろではなく隣が僕の特等席だってことさ」

佐々木スレ6-631 ネクタイ

2007-05-08 | その他佐々木×キョン

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 00:46:48 ID:h0vBzvHl
「おや、約束通り北高の制服を着てきたのかい。キミにしては感心な事だ」
「お前が着て来いって言ったんだろうが……ったく、入学前にこの格好でうろつくとは思ってなかったぜ」
「くっくっ、まあいいじゃないか。それよりネクタイをしていないようだが」
「あんなもん飾りだろ? とてもじゃないけど窮屈で我慢できねえぜ」
「ほう、相変わらず口だけは一端だな、キョン?」
「何が言いたい」
「まさかとは思うがキミ、ネクタイを結べないのでは無いかと思ってね」
「く……」
「何だ図星かい? くくく、こいつは傑作だ」
「そんなに笑うなよ、知らねえもんは知らねえって」
「くく、まあいいさ。巻いては居ないと言ってもネクタイは持っているのだろうね?」
「一応はな」
「どれ、せっかくだから一つ教示してやろうじゃないか。セミウインザーノットくらいは覚えて帰ってくれよ」
「ま、待て、こんな公共の場所で――」
「そもそもこのタイプのタイはフォアインハンドタイと言って、19世紀のイギリスで――」
(……ダメだ、聞いちゃいねえ)

---

キョンの中学が男子学ランだったらこんな事もあったかもしれないね妄想

佐々木スレ6-630 妻妾同衾

2007-05-08 | 佐々木×キョン×ハルヒ

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 00:46:31 ID:kgT1kRfV
ハルヒはキョンの嫁。
佐々木は嫁公認の愛人。

これも良いな……


632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 00:52:07 ID:giJ96Dgi

>>630

佐々木かわいいよ佐々木

と、言うわけだハルヒ。是非ともこの佐々木を愛人にする事を許可してくれ

「…仕方ないわね、一回だけよ 」

そして二人の影は徐々に近づき、やがて一つに…


「…んん~…キョ、んの…愛…人…」
ムニャムニャ…
 「はっ!?ドリーム!?」


633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 00:55:09 ID:kgT1kRfV
妻妾同衾ですw


634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 01:00:46 ID:ahdZlAGI
>>633
なんと華麗な...


635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 01:02:35 ID:p4/G0Fb7
>>633
淫靡かつインモラルなご提案ですね

佐々木スレ6-625 1時間以内にレスがあればキョンの嫁

2007-05-08 | その他

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 00:25:10 ID:Ftj28blV
[403] 200X/03/23(水) 23:51:55 ID:ky0Nl0vE [sage]
今から1時間以内にレスがあれば僕はキョンの嫁
[404] 200X/03/23(水) 23:51:56 ID:su0Ukuy0 [sage]
403
―――支援

[405] 200X/03/23(水) 23:51:56 ID:yuk1yuki [sage]
403
阻止

[406] 200X/03/23(水) 23:53:36 ID:ky0Nl0vE [sage]
404
ありがとう。それではキョンの嫁とならせて頂きます。


ハルヒは一気に喋り終え、大きく深呼吸してから、そして奇異な目を俺の隣に向けた。

 「それ、誰?」
 「ああ、こいつは俺の……」
と、俺が言いかけた途中で、
 「嫁」
佐々木が勝手に回答を出した。

えっと、俺はいつ入籍したんだ?

ハルヒは閻魔を彷彿させるように顔を真っ赤にしており、長門からは湯気が出ていた。
朝比奈さんはオロオロしているし、古泉の携帯が鳴り響いているのは言うまでもない。

 「と、言うわけだキョン。是非ともこの書類に押印する事を望むよ」

…仕方ないな、一回だけだぞ。

そして二人の影は徐々に近づき、やがて一つに…


「…んん~…ぼ、くの…キョ…ん…」
ムニャムニャ…
 「はっ!?ドリーム!?」


627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 00:37:26 ID:bBNhYslV
>>625
なんというドリームw

佐々木スレ6-586 佐々木vs朝比奈さん

2007-05-08 | 胸関連

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 22:46:40 ID:IypDDYnf
こんにちは、ええと…朝比奈さん。今日もまた扇情的な格好だね。
ああ違う違う。別に責めてるわけじゃないの。ただね、やっぱり間近で見るとすごいなって。
しかし、胸部の突起というものは本来子供を腕に抱え保護つつ授乳するという、極めて実用的且つ
効率的な、いわば女性の身体におけるファンクショナリズムの象徴であるべきなわけね。
ところがあなたを見ていると、その上に子供とはいえ人一人ホールドするには腕が足りなくなりそうなボリュームでしょ?
それじゃむしろ本来の目的からすると不便。こうなると女性の胸部というのは単純に他生物の授乳器官の相同とは
考えられない。つまりクジャクのメスがオスの羽紋を見てパートナーを決めるのと同様に、その大きさがオス、
ここでは男性が相手を探す上で大きなファクターとなるということね。突き詰めていけば女性の象徴そのものともいえる。
人によってはサルから進化し直立歩行を始めた時点で本来のシンボルである臀部が視覚的に埋没してしまったため
その肉質を胸部にコピー・アンド・ペーストしたという説もあるらしいが、これは眉唾、いわばトンデモ理論にほかならないね。
しかしこれは進化の上で正しかったのかというと疑問を抱かずにはおれない。先の直立歩行と関わる話だけど、
その肥大化しすぎた肉塊がデッドウェイトとなって日常生活に支障が出るばかりか、肝心要の授乳にまで
悪影響を及ぼしかねないとあっては、赤の女王というのはまったくもって機能美というものをしらない愚鈍だとしか
言いようが……

朝比奈さん?聞いてるの? …え、話がわからない?
まだ言いたい事の8%程度なんだから今からそんなんじゃ困るよ?


588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 22:50:45 ID:/CTl3TGj
>>586
そしてキョンに佐々木の話を分かりやすく訳してもらうと
てかみくるが佐々木の話聞いてたら頭パンクして目を回しそうだなw


589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 22:51:49 ID:Awj1Ypof
>>587
小は大を兼ねる…つまりはこういう事だろ。それにしてもナゼ佐々木のおっぱい談話は盛り上がるのか…(俺の股間も)


592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 22:55:07 ID:uuHavLMc
>>589
そりゃ佐々木さんの胸は盛り上がらないかr


593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 22:55:45 ID:nM0/vtyh
>>589
でも、胸は小さい方が感…
あれ?誰か来たようだからちょっと見てくる


594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:02:22 ID:xg9HFOFC
>>589
今日も失踪者が多いな…
俺、キョンを掘った後にササッキーの胸を触ろうと思うんだ…


600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:31:08 ID:pWS+j9LT
貧乳だというはっきりした描写もないのにおまいらときたら…

いや俺も控えめなほうが好きだから気にすることはないよ佐々木
あれ?こんな時間に一体誰が…


602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:36:50 ID:Awj1Ypof
キョンと佐々木の神隠しスレはここですか?佐々木のおっぱいに触れると何かが来るようですね。
>>595
佐々木は小5の頃に興味本位でブラを購入した時からサイズ変わってませんよ~!
あっ!すまん、誰かが来たy(ry


603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:37:46 ID:x3RwFvuE
失踪者大杉ww


604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:38:21 ID:+3RFozMS
俺はどちらかというと適度な大きさの方が好きだ。
言ってしまえば無くてもいい。
あんまり大きいのは受け付けん。

まぁ佐々木はキョンの好みにしか興味がないだろうが


605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:40:09 ID:UtuqrlYt
いや、胸の大きさとかは、佐々木の魅力を語る上で関係ないだろう。

でもこのドキドキはなんだろ


606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:40:25 ID:Xg65rECK
お前らいい加減にしろよ!
佐々木が貧乳貧乳って!
キョンが色々して大きくするから! きっと大きくなるから!


607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:41:37 ID:0vkexW+C
佐々木は
長門とはうまくやっていけそう。


608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:42:24 ID:kuf4VNwR
平均よりは多少下で、佐々木自身は気にしていない素振りを見せているものの
実はかなり気にしている。

貧乳は希少価値があるんだ



これが読まれる頃には俺がおそらく生きてはいないだろう…


609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:43:34 ID:Awj1Ypof
ろ、>>608ぃぃぃっ!


610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:44:14 ID:TrVTqUU4
>>586
「佐々木、いくらなんでもその言い方はないだろう、朝比奈さんも困ってるじゃないか」
「そうか、それじゃはっきりと言おう
キョン、君は馬鹿みたいに大きいのがいいのかな? それとも小ぶりのほうが好みかな?」
「おい、なんでそこで俺へと矛先が向くんだ。 それに主語が抜けてるぞ、体重の話か」
「君には本当にあきれるな、僕と朝比奈さんが並んで大小の好みを聞くといったら一つしかないだろうに」
「────ああ、あれのことなら小さい方が好みだな、女を見上げたい男なんてそうそういないだろうからな」
「キョン、話が噛み合ってない気がするんだが」
「ん? 身長の話だろ?」


612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:46:14 ID:+3RFozMS
>>610
この最強のフラグクラッシャーが!!! 


618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 23:59:22 ID:pvhScDB2
佐々木「僕は新世界の神になる」

橘(やっと決心してくれたのね…!みんなに報告しなくちゃ…)
タタタ…






佐々木「人間って面白っ!…か」
佐々木「この漫画の設定は僕と似通った点がある気がするな」


622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/08(火) 00:10:45 ID:KO+kEckv
>>610
うーん…わかってはいたけれどあそこまでとは。まだまだ先は長いなぁ。
ん?メール?キョンから?
「to:佐々木
なんだか悩んでいたみたいだが、あんまり気にすんなよ。
お前の身長は高すぎず低すぎずでちょうどいいと思うし、
それにうちの妹ぐらいならいざ知らず、この年で身長がどうたらなんて気にする奴は
レッドデータ的な生息数だと思うね。
でも、そういうのも人間の評価に関わってくるってのは、やっぱりお前やハルヒがいうように
恋愛感情は精神病みたいなもんなんだろな。
まあ、なんにせよお前ほどのいいやつの価値ががそんなことで下がったりなんて間違ってもねえよ」




…キョン…

佐々木スレ6-575 小ネタ

2007-05-08 | その他

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 20:30:12 ID:IypDDYnf
とりあえず、今月のB!見てヴィクターの人相悪さに笑った。ヴァイキー並みにひどいw
スラヴ系の人ってのは年取るとああなっちゃうもんなのかねぇ。

いろんな人を集めるらしいから、一時期流行ってたアヴァンテイジアとかその手の
コンセプトモノかと思ってたけど違うみたいね。
ターヤ嬢も参加するって言うし買いかな……出来のよさにピーヴィーからクレーム来たってホントか?w
それにしてもGとBとKeyぜんぶやったっていくらなんでも頑張りすぎだよヴィクター。
また体壊すぞ。


561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 21:31:23 ID:Pct4WQVf
>>538
まさかこのスレでヴァイキーの顔についてのご意見を聞くとは思わなかった。
俺もサメットとターヤは好きだし、avantasiaも持ってるぞ。


575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 22:17:39 ID:8sjpqp8A
>>561
あの人は年を取らぬなあ。アンディの劣化ぶりときたら……

「キョン、先入観や偏見といったものは知的な営為に何ら益することはないと思うのだ」
「そんなこと言ってもメタルはやかましいだろう」
「ほらその言い方。単にラウドに演奏しているだけなどと思っている。あのジャンルの楽曲は
極めて論理的かつ技巧的に構成されているのだよ。思想としてはプログレッシヴ・ロックに
近いと言える。エモーショナルなプレイに走りすぎたロックへの反動だね」
「俺はもっとわかりやすいのが好きだな。そんなの聴いてるからますます変な女だと
思われるんじゃねえのか?」
「…………時には単純な悪罵というものも必要だね」
「何がだ」
「この、ばか!」

佐々木スレ6-546 一人っ子ササッキー

2007-05-08 | その他佐々木×キョン

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 20:44:53 ID:0vkexW+C
佐々木は一人っ子のイメージがある


547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 20:51:07 ID:HzR2WP6a
>>546
むしろ兄弟がいそうにないというイメージから逆説的にそうなってしまう。


548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 20:58:19 ID:Awj1Ypof
「キョン、キミには妹がいるが僕は一人っ子だったんだよ。だからあの子の寂しさがわかるんだ」
「…だから…あの子の為に弟か妹を…」
「つまり、今晩は頑張ってみようじゃないか…」
そして俺たちはフュージョンした。

佐々木スレ6-516 ss批評

2007-05-08 | その他

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 19:05:00 ID:IypDDYnf
公正な視点からssを批評しているのだ、なんてことはたわいもない一部の大人になれないどーでもいい人間が言う事だが、
それでも俺がいつまでssの公正な批評などという想像上のうさんくさい概念を信じていたかというと、これは確信を持っていえるが最初から信じてなど、いなかった。

保管庫のコメント欄に現れた連中は揚げ足取りだと理解していたし、自分の固有観念に合わないからといって文体やレトリックにケチをつける「本当のファン」の正気を疑っていた賢しい俺なのだが、
はてさて、佐々木とキョンの初デートや相合傘や修学旅行や一緒の登下校、
二人きりの勉強会といった妄想的キャラ萌え的思春期的な甘甘シチュエーションもまた原作から見れば遠いところにあるということに気づいたのは相当後になっての事だった。

いや本当は気づいていたのだろう。ただ気づきたくなかっただけなのだ。
俺は心の底から初デートや相合傘や修学旅行や一緒の登下校、二人きりの勉強会が「驚愕」でもさらりと描かれる事を望んでいたのだ。
しかし、現実ってのは意外とキビシイ。職人の力量が素人離れしすぎている事に感心しつつ、俺はいつしか佐々木スレのssを熱心に読まなくなっていた。
初デート? 相合傘?修学旅行? そんなのあるわけない、でもちょっとはあってほしいみたいな、最大公約数的なことを考えるくらいにまで俺も成長したのさ。
大連休も明けたころには俺もそんな悲愴な感情からも卒業して、「驚愕」のプレッシャーにも慣れ


慣れるかばかぁーーーーーー!!!
佐々木かわいいよ佐々木!!  そして職人の皆さん蝶・GJだよ!!


521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 19:14:18 ID:uuHavLMc
>>516
あんたも 職人


526 :516:2007/05/07(月) 19:42:07 ID:IypDDYnf
ごめん、ついカッとなってやった。反省はしていない。
ちょっとテキストサイト全盛時代的な殺伐とした空気にはなって欲しくなかったんで…
あ、ちなみに言うまでもないかもしれないけど。誤解されると困るんで一応。

ね、熱心にssを読んでないなんて、ちょっと言ってみただけよ!
べ、別に職人のssが楽しみってわけじゃないんだからね!!
佐々木かわいいよ佐々木


527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 19:45:36 ID:FPNH3ydE
>>526
あんたのおかげでなごんだわ
あ、ありがとうとだけ言っとくわ

佐々木かわいいわよ佐々木

佐々木スレ6-504 佐々木の恋愛観

2007-05-08 | その他佐々木×キョン

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 18:18:25 ID:e5xE7VlE
佐々木可愛いよ佐々木

どこぞの精神論の本に書いてあったが
>恋愛とは男女間の友情に性的衝動が加われば成立する
とのこと。
この理論で行けば、キョンが佐々木に性的な魅力を感じれば恋愛ということだろうが……
そんな単純なもんなのかねぇ?


505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 18:23:02 ID:/CTl3TGj
>>504
う~ん、どうなんだろう…
これは佐々木に解説してもらわないと分からないなw


514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 18:46:08 ID:uF6FpuIN
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |  ここは キャラクターを語る板だからね
 |  絵やSSは、「萌え」を表現し伝えるのが目的で、
 |  いわば 「このキャラはこんなに可愛いんです!」 と他の住人に語りかけているんだよ
 |  だから ここに投稿された絵を絵画そのもの、SSを小説そのものとしてとらえるのは、
 |  和気藹々してる部活に入ってきた 体育会系君のようなものじゃないかな
 |  芸術作品として巧拙を真剣に語るのであれば 語るための相応しい板に行くべきだろう
 \______  ______________________________
       / ̄  ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       |  つっても 他人にちゃんと伝わるもんを書かなきゃならないんだけどな
       |  とにかくだ SSを小説として批評をしたいなら エロパロ板に行けばいい
       |  まともな批評を書ける人が来れば 職人たちは大喜びだぞ
       \______________  ____________
            , -‐- 、.     ,. ‐-ー- 、  |/
           ,'. /  ト、 ヽ.   ノ /    ヽ
     .      i. ((从ソ 从〉  ノハハハハハ !
           l. (|┳ ┳i!l   .!|─ ─ ,iリ)! コウイウコト ヲ
     .     ハNiヘ  ー ノハ!.  ’ 、 - ,ノル´ キャラAA ツカッテ カタルコト ハ
     .        {iつ旦O    O旦と'!}   モンダイ アルンダケドナ…
     .       とくュュュュ〉    〈_.〈__,i'つ



      ところでキョン 恋愛とは何だい?
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                   な なんで俺に聞くんだよ?
                    ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   おや? キミは既に恋をしたことがあるのではなかったかな
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 人の古傷をさらけ出すな
                 あれはその 若さゆえの憧れであって・・・
                  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.              , -‐- 、     ,. ‐-ー- 、
    ゼヒトモ イチド   .,'. /  ト、 ヽ  ノ /    ヽ
.    キイテオキタイ ト.  i. ((从ソ 从〉 .ノハハハハハ !
    オモッテタ トコロダ .l. (|┳ ┳i!l  !|─ ─;リ)!
             .ハNiヘ  ー ノハ! ’ 、 - ,ノル´ イトコ ノ ハナシ ダゾ
      .         {iづ旦iヽ   O旦と'!}   ナンデ メ ガ マジナンダ
           (( とくュュュュ〉J  〈_.〈__,i'つ


515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 18:56:12 ID:BAGDivQD
>>514
佐々木さん近寄ってます。
ぜひともキョンをそのまま押し倒…

あれ、こんな時間に誰だ?


530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 19:58:20 ID:uF6FpuIN
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |  恋愛というのは 必要十分条件のようなものではないかと考えたことがあってね
 \_______  _____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.            |/          |  なんだそりゃ? 必要充分?
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |  双方向のベクトルを見て思いついただけで 数学用語的な意味はないのさ
 |  つまりね 恋愛という感情が成立するためには、
 |  その人物と共に過ごし 自分を理解してもらうことで 自分を幸せにしてほしい
 |  その人物の気持ちを尊重し 代価を求めることなく その人を幸せにしてあげたい
 |  この2つが合わさったときではないか、とね
 \_______  ___/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                |/      |  なるほど 愛し愛されたいってやつか?
                    |  だが 明らかに矛盾があるし 何より青臭いな
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |  うん 僕もこの考えを気に入ってた時期もあったけど、
 |  現実に合わないと気付いて 今ではさっぱり捨てたよ
 \_______  ______________
             |/        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  現実?
                    \_  ___
                       \|
            , -‐- 、.     ,. ‐-ー- 、
           ,'. /  ト、 ヽ.   ノ /    ヽ
     .      i. ((从ソ 从〉  ノハハハハハ !
           l. (|┳ ┳i!l   .!|─ ─ ,iリ)!
     .     ハNiヘ  ー ノハ!.  ’ 、 - ,ノル´
     .        {iつ旦O    O旦と'!}
     .       とくュュュュ〉    〈_.〈__,i'つ


 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | その人物を 是が非でも手に入れたいと思うようになり、そのためには、
 | その人物の理解や気持ちなど後回しでいい と考えるようになったからさ
 \_________  ____________________
                |/
    マサ ニ.       , -‐- 、       ,. ‐-ー- 、
    ビョウキ ダヨ  ,'. /  ト、 ヽ    ノ /    ヽ
    レンアイ ハ ネ  .i. ((从ソ.lll从〉   ノハハハハハ !
           l. (|┳ ┳i!l    !|─ ─;iリ)!
.             ハNiヘ  ヮ ノハ!   ’ 、 - ,ノル´
   .          {iつ旦O    .O旦と'!}
   .         とくュュュュ〉    〈_.〈__,i'つ


531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 20:00:19 ID:IypDDYnf
ひいっ、さ、佐々木さんその考え方はヤバいって!!


532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 20:02:42 ID:0vkexW+C
ちょwwww佐々木黒いよ佐々木


533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 20:05:47 ID:FPNH3ydE
>>530
一方さんを思い出した


534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 20:06:16 ID:xg9HFOFC
なんというヤンデレ佐々木…
でも萌えw


536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 20:20:25 ID:UMFO8fBw
「とりあえず、確保しておく行為が大事なんだよ。バーゲンセールにおいて
欲しいかどうかは別にしてまずは確保をするという行為に似てるかもしれ
ないね。この場合、確保した後に行うのは、内容の選別なのか、それへの
説得なのかという違いがあるがね。まあ、よほどの朴念仁でも無いかぎり
人類滅亡というシュチえーションでアダムとイブにならないか?という誘い
を断る男は居ないと思うが、君はどう思う、キョン?」


537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 20:26:37 ID:XlwsvAsd
とりあえず身柄確保www

佐々木スレ6-425 佐々木×キョン

2007-05-08 | その他中学時代ss

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 00:34:35 ID:ihH3Fqqq
佐々木「あ~…キョン?」
キョン「どうした?もうすぐ保健室だからな、少し我慢しろよ」
佐々木「うん、た、たしかに僕は足を挫いてしまい
    キミにこうして運んでもらわなければ動けない身の上なんだが、こ、この体勢は…」
キョン「何だ、これはつらいのか?なら持ち方を変えるが」
佐々木「い、いやっ、そういう訳ではないんだ。むしろ快てk…っとそうではなくて!」
キョン「じゃあ何なんだ?」
佐々木「…いや、もういいさ(キミは僕を迷わずこの形で持ち上げたが気付いてないのか?
    この体勢が一般的に お 姫 様 抱 っ こ と呼称されるものだということに)」




誰かがもう書いたかもしれないが受信した電波には逆らえなかった。
妄想が、妄想が、蔓延る

佐々木スレ6-421 雨の日の佐々キョン

2007-05-08 | その他中学時代ss

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 00:22:48 ID:/CTl3TGj
今日土砂降りだな…
佐々木とキョンって自転車通いみたいだが雨の日はどうしてたんだろうな


422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 00:23:39 ID:LrfX6VLM
そこで相合傘イベントですよ


423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 00:25:37 ID:DD2p6BjA
なぜか雨の日はキョンの傘がなくなります。


424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 00:30:45 ID:Awj1Ypof
>>423
キョン「なあ佐々木、傘に入れてくれ」
佐々木「全く、仕様がないヤツだな、キミは…(計画通り!)」グッ


426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 00:36:28 ID:0JGZcPEV
>>424
>424
佐々木「そんなに離れていては濡れて風邪をひいてしまうぞ」
キョン「いや、.このくらいたいしたことな..」
佐々木「こういう時ぐらいきみはあまえたまえ。ぼくはきみが...」


427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 00:37:32 ID:/CTl3TGj
>>424>>425
ササッキーカワユスw


436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 01:03:54 ID:uF6FpuIN
>>426
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         | おい佐々木 お前 半分以上濡れてるじゃないか
         | この傘小さすぎる。俺はいいから一人で使え
         \__________  ________
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |  嬉しい言葉だね。でも僕には自分だけ濡れずに済まそうなんて了見はないよ
 |  僕を濡らしたくないと言ってくれるのなら、
 |  キミのちょっとした努力で 二人とも濡れなくなるのだけど どうだろう?
 \____  ________________________
        ∨  i  ______/ i    |
     |        ``‐-、._    \      i
     .       i       ‐-、._ \ |      |
   i     .   , -‐- 、    / ,. ‐ `‐-\
   .    i   ,'. /  ト、 ヽ  /ノ /    ヽ  |
       . | i. ((从ソ 从〉./ ノハハハハハ !
     |    l. (|┳ ┳i!l/  !|─ ─ ,iリ)!    i
   | .     ハNiヘ  ー ノハ!  ’ 、 - ,ノル´
       |   ⊂)"ー'゛iO   ⊂}゛|†'|´{つ i  |
     i      /ュュュュゝ      i´T `i         i
         i  〈__八_,〉     〈_,八__〉  i


437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 01:06:43 ID:Awj1Ypof
>>436
ちょwwwおまwwwキタコレwwwGJwwwそれにしても佐々木かわい過ぎだろう…ほとんど濡れてるぞ…


438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 01:06:58 ID:IypDDYnf
>>436
なんて健気な


439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 01:23:21 ID:/CTl3TGj
>>436
遠回しに相合傘誘ってる佐々木に萌えw


440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 01:30:15 ID:mg+WB0Nu
>>436
 ち、仕方がない。俺は、左手で佐々木の持っていた傘を奪い、右手を佐々木の腰骨の上当たりに
置いて、ぐっと抱き寄せた。
「両手がふさがったから、鞄はお前が持てよ」
 そう言って、左手に引っかけたままの鞄を振ってみせる。
 佐々木は、ふたつの鞄をそっと傷ついた小鳥でもいるかのように胸の辺りに抱きしめる。
「ほう、そう来たか。キョン、なかなか大胆だね、キミは」
 くつくつといつもの笑みを咽から絞るようにして出した佐々木だったが、その頬には朱が
差していた。なんだよ、お前も恥ずかしいんじゃないか。
「僕がいつ恥ずかしくない、そう言ったのかね。だけどねぇ、キョン」
 ああ、わかってるよ、それ以上にふたりが濡れなくていいんだろ。
「ぷっ、違うよ、キョン。それ以上に、キミの体温が心地よいのさ」
 お前、濡れすぎなんだよ、まったく、すっかり冷え切ってるじゃないか。
「キミのシャツを濡らしてしまって申し訳ないね」
 いいんだよ、どうせ洗濯することになるんだから、俺ん家、寄っていけよ。バスタオルと
コーヒーくらい出すから、このまま風邪でも引かれようもんなら、寝覚めが悪すぎる。
 俺の発言を聞き、くつくつと沸騰する水のような笑いを漏らす佐々木である。
「ああ、そうさせて貰うよ、キョン。シャワーも貸して貰えるとありがたい」
 …………わかったよ。


こうですか? 分かりません(><)


441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 01:32:29 ID:0JGZcPEV
>>440
Fantastico!


442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 01:32:29 ID:Awj1Ypof
>>440
おっきした


443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 01:32:59 ID:YoW+SX8S
お風呂まで貸すのかよ……
ちょっとイイ感じじゃないの君達


444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 01:34:22 ID:0JGZcPEV
>>443
上がった後のシャンプーの匂いにキョン発情


445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 01:41:25 ID:YoW+SX8S
フラクラキョン破れたり、だなw


446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 01:42:11 ID:dvF74Azm
お風呂の扉が擦りガラスでシャワーを浴びる動きを外から見てしまうシチュを妄想してフルボッキしてしまった


448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 02:04:17 ID:/CTl3TGj
>>440
いちゃつきやがってw
さすがのフラクラキョンもこうはっきり言われたらフラグクラッシュは無理だなw


449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 02:24:48 ID:uF6FpuIN
        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        |  この小さい湯船に なんで一緒に入りたがるのかね
        |  妹ならともかく お前がさ
        |  狭すぎて 落ち着いて浸かっていられないんだが
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |  そうかい? 僕は今 素晴らしい幸福感に満たされているよ
  |  こうした小さな空間でないと なかなかできないからね
  |  キミに触れたり 触れられたりするのは……
  \__  __/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       |/   |  ……なあ 佐々木
             |  お前って ひょっとして
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |  な 何だい?
    \__  __/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |/.   |  狭いとこフェチか?
             |  閉所恐怖症の逆ってやつで、
             |  小さくなってたほうが 落ち着くとか
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |  あー……そういうことにしておいてくれていいよ
  \___  ________________
    ⌒   |/         ⌒
  (    )          (    ⌒
      )                 )|   :|| |
    (              (    ノ .|   :|| |
     , -‐- 、  .  , -‐-ー.、   )  │   .!! !
.    ,'. /  ト、 ヽ  〃 u  ヽヾ タマタマ ミズギ モッテテ
    i. ((从ソ.u从〉 . i ハハバハ> ヨカッタナ    ii iヽ
  _ l. (|┳ ┳i!l _.イ(! ─ ─|i _   |   .|| | : :\
  ─ハNiヘ '' ヮ''ノハ!. ゞハ、''' -.''ノ’‐ ヽ\ |     || | : : : : :
.. ̄ij ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄じ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄] .|     || | : : : : :
  ̄.モッテ イナイ ホウガ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ヽ    || | : : : : :
       ヨカッタ カナ?          | ヽ ̄ヽ  || | : : : : :
                        |  ̄ヽ ̄ヽ|| | : : : : :
    ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ \ : : :
   ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ


450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 02:30:16 ID:EaAFQvgs
水着だと体洗えなくね


451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 02:32:31 ID:pcQhkws8
普通に考えてこうも都合よく水着をもっていることはありえない。
だからつまり、

佐々木は天気予報で雨が降ると知った時点からこういう展開に持ち込む気だったんだよ!!


452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 02:39:05 ID:ghS9qWm2
>>448
何勘違いしてるんだ。まだキョンのバトルフェイズは終了してないZE!
キョンの妹を特殊召喚!

キョン「さてと、俺も風呂入ろ」
妹「アタシも入る~」
キョン「おぃおぃ、一人で入れるだろ?」
妹「ヤダ!一人だとつまんないだもん」
キョン「ったく、しょうがないな~」
妹「えへへ~、キョン君大好き~」


佐々木「キョンとお風呂キョンとお風呂キョンとお風呂……」


キョン「おわっ!変なトコ触るんじゃありません!(急に冷水に……)」
妹「キャハハハ!」


佐々木「へへへへ変なトコ!」ガビーン


453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 02:42:54 ID:d+N6CNKq
>>452
ああ良かった。
この状況でフラグクラッシャー2号である妹が動かないのはおかしいと思ってたの俺だけじゃなかった


454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 02:50:28 ID:mg+WB0Nu
>>449
「持っていない方が、よかった、かな?」
 ば、バカ言っちゃ行けません。嫁入り前の娘さんが何を言っているのです。今だって
その、言い逃れのできない状況じゃあないか、これ以上言い逃れのできない状態にして
お前は一体どうしたいのだ。
「キョン、キミね。こんな物は、欧米の温泉、スパのような物じゃあないか、温水プールと
広さ以外の何が違うというのだね。それとも、キミはあれかな。スクール水着に性的な劣
情を催すフェティシズムの持ち主なのかな。もっともその手合いの人々には、今となって
はまず見られないオールドタイプのスクール水着の愛好者の勢力が強く、我が校のよう
な競泳水着タイプには食指が動かないと公言する者も多いと聞く。僕は伝聞ばかりで、
実際にそういう性的フェティシズムを持つ人間と接触したことはないからね、キミは極めて
重要なテストケース足り得る、で、どうなのかね」
 この頭でっかちな娘さんには、言わなければならないことがある。
 俺にはそんな性的フェティシズムはない。
「そうなのか、残念だ。それでは、軽度フェティシズム、いわゆる“萌え”という概念は知って
いるかね。いや、言い換えよう。萌え、を感じることはあるのかね」
 そんなことを知って、一体お前の知的好奇心を満たす以外のどんな効能があるんだ?
「僕にとって、知的好奇心を満たすという情動は非常に重要度、優先度の高い位置に配置され
ている。特に、キミの、親友であるキミの嗜好を知るということには、非常に興味を感じるね。で、
どうなのかね、スク水属性はないとして、キミは一体、どのようなシチュエーション、形態、衣服、
キャラクター、性格付け、語尾、職業に萌えを感じるのかね」
 うう、身じろぎもできないから、だんだんのぼせてきた。うっかり動くと、佐々木の身体のどこか
に触れざるを得ない。大体、さっきから、なんでこんなに挑発的なんだ、こいつは。何か、ヤバイ
クスリでもやってるのか、それとも何かのワナか。だめだ、何か話してでもいないと気が紛れん。
「こればっかりはお前には隠し通せないから、言うが、実は、俺はな……」
「キョンく~~ん、お風呂入ってるの~~」
 ふあ、ま、マママ、マイシスターぁ
「何で、英語、しかもカタカナ発音なのだ」
 佐々木のツッコミも耳には入らん。くっ来るな~~~、今は来てはならん。

ガラッ

 こうですか、わかりません(><)


456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 02:59:31 ID:/CTl3TGj
>>452>>454
キョン妹は将来キョンを超えるフラクラになる悪寒w


457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 02:59:36 ID:EaAFQvgs
フラクラは遺伝するのかい?w
だとしたらおそらく父親らへんもそうだろうw

キョン母と佐々木らへんで話が盛り上がりそうだ


459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 03:08:14 ID:EBLtzjNd
>>456
見た目朝比奈さんでフラグ折りまくり……
凶悪どころではありません。